夏の高校野球の組み合わせが決まりました。地方出身東京在住者にとって、地元の東東京や西東京の代表校には親近感がなく、故郷の代表校のほかは、ライオンズの選手の母校を応援しています。
中でも気になるのは、金子の母校・立命館宇治。昨年甲子園で観戦して魅了された龍谷大平安を、準決勝で破ったというのもあって、どんなチームか興味津々。海星も前橋育英も作新学院も静岡も明石商もみんながんばれー!
故郷の代表校は花巻東。岩手大会決勝の相手は大船渡でした。佐々木朗希君を決勝で起用しなかったことが大きな話題となり、あれから10日が経ちました。
インタビューを受ける佐々木君本人しかも未成年が、嗚咽のように溢れ出そうになる感情を必死に飲み込んで、この選択を肯定している今は、正解を語れるはずのない同校チーム以外の者が否定しないでいてよ、と思いました。
そして思い出したのが10年前の夏。「腕が壊れてでも最後まで投げたかった。」と泣きじゃくった花巻東のエース。彼は今、メジャーリーグのマウンドに立ち、最近は不振に苦しんではいますが、挑戦を続けています。
何が正解だったかは、あとからわかるかもしれないし、わからないかもしれない。佐々木君と大船渡高校ナインの夢は、まだ終わっていないと思います。