シロクロの世界、2回目もスペインから。

 

 

この写真も合同展に出させていただきました。

 

この写真と、前回の写真はどちらをメインにするか最後まで悩みました。

 

それぐらい気に入ってる写真です。

 

こちらはバルセロナでは無く、カディスと言う海辺の街で夕方から夜にかけて撮影した中の1枚。

 

そこそこ狭い路地、背の高い建物、そんなに明るくない街灯と言う、私が求めるシチュエーション。

 

それに加えて、そこに住んでいる人々を入れて撮ることがこの時の課題。

 

基本離れたところから撮影するのですが、直ぐにバレて逃げられる事も。

 

まあ、バレない事もあるので、その時は色々考えてじっくり撮影です。

 

さてこの写真、直前まで違うものを撮影していた後、路地にレンズを向けると、遠くに歩く人影を発見。

 

急いでピントを合わせ撮影したのですが、私のイメージしていたど真ん中で捉えることが出来なかったのです。

 

少し残念に思いましたが、出来上がりとしてはまずますだったので、シロクロの世界に編集。

 

自分の思っていたイメージに近づいたのですが、ますますど真ん中で撮影出来てたらなーと思える1枚でした。

 

写真をじっくり見ると分かるのですが、この人以外にも歩いていると言いますか、はしゃいでいる人たちも、もう少し奥の方に写っているのです。

 

実際、シャッターを切る時に、どこかに行ってくれーと心の中で叫んでいたのですが、その思いも虚しく一緒に写ってしまったので、なるべく目立たないように編集。

 

その編集の甲斐あってか、真ん中を歩いている人を強調する事に成功したように思います。

 

レンズは、ようやく自分の使い方を見出せたオートチノン135mm。

 

この時の、歴史的建造物、趣のある街と路地、そして人々に感謝です。