昨夜は
朝まで眠れず

カフェインを摂取したかしら⁈

カフェインは摂取していない。

眠れない夜は
長女の事を思いながら
嗚咽する。


最後まで、
生きる望みを捨てなかった
長女。

次女に
死ぬ時って苦しいのかな?
怖いと
話していた
長女。

怖いよね。

1人で旅立った。
静かに眠るように
息を引き取った。

そこにいたのは
次女と旦那さんだけだった。


次女が、
「お母さん、まだ声は聞こえてるはずだから
お姉ちゃんに声をかけてあげて!」
言ってくれた。

子供達の声を聞かせた時には
一瞬、戻ったそうだ。
子供を遺して旅立つのは無念だっただろう。

長女は、まだ41歳だった。
まだまだこれから
色んな事があって
笑ったり、怒ったりしながら、
子供達の成長を見守るはずだった。




長女にとって
私は悪い母親だったか。
自問自答を繰り返している。

少し前までは
長女が
怒っている場面ばかり
思い出した。

最近は
笑っている長女を思い出す。

私よりも
孫娘達の方が可哀想だ。

小学2年生になる
孫娘が
『毎日、楽しい事を探してる』
言ったそうだ。
けなげ過ぎて
悲しい。
ママがいない寂しさを
子供なりに
気持ちを紛らわせようとしている。
私には
孫娘を慰めるすべも無い。

昨年の12月に
長女の旦那さんが娘を2人連れて
遊びに来てくれた。

長女の遺骨を抱いて来てくれた。

夕食後、宿泊するホテルに送り

娘婿、孫娘2人。

3人なのに。

娘もそこに立っていた。

4人いた。

エッ!!
そんなはずが無いわ!

もう一度、見たら
やはり
3人だった。
長女の姿は無かった。

幻を見たのか。

一瞬だけ
そこに長女がいた。
4人いた。

娘婿が孫娘2人を連れて歩いて行った。

長女の姿を見たのは
あれが最後だった。

長女が産まれた日から
辿ってみる。

長女の思い出を辿る。

朝まで
眠れないはずだわ。

今週末

我が家の、お寺さんで
長女の為に
生きている私達の為に
お経をあげて頂く。

『お手元供養』と
いわれる
告別式だったので
長女の為のお経はあげて
頂いていない。

住職さんが心よく
引き受けて下さった。
ありがたい。

気持ちに
一区切り出来るのか⁈

出来ないと思う。



雨が降る日
ひとりになれた日

涙が止まらない。

長女の名前を呼ぶ。