富山県に住む弟から
電話があった。
能登の従兄弟から
連絡があったら
伝えて欲しいと。
脱出が出来るように
なったら
おばちゃんを連れて
来て欲しい。
自分の家は廊下やトイレ
全部
手すりが付いている。
一階に一部屋
2階に一部屋
部屋が空いている。
病院も何とかなる。
気を使わずに来て欲しい。
一刻も早く
脱出して欲しい。
途中まで
ガソリンを持って迎えに行く。
従兄弟に伝えて欲しいと。
弟に能登の親戚の事を色々聞かれた。
「姉ちゃん、能登の事をよく知っているね⁉️」
「次女にも同じ事を聞かれたわ」
「子供の頃、姉ちゃんが能登で入院をした時、俺も連れて行かれて車に酔ってはいたら
親父に『家に帰れ！！』って怒鳴られたわ」
「あの頃、弟は2年生で能登までの道はじゃり道だったのよ。毎週、お父さんとお母さんがお見舞いに来てくれて、私はリカちゃんやリカちゃんハウスがいっぱいになって嬉しかったわ」
思いがけず
弟と昔話ができた。
珠洲市民病院に1ヶ月入院をした
私が小学3年生の夏休みの事。
あら。
私の3年生の冬に
1番下の弟が産まれているので
母は妊娠中だったのでは？
よく流産もせずに
良かった。
弟から能登の親戚の事をあれこれ聞かれて
祖母の実家は
屋号〇〇
従兄弟との関係は
私達の祖母が姉妹。
父親同士が従兄弟
仲が良い従兄弟。
従兄弟と呼んでいるのは
正確には
また従兄弟です。
弟は母から離れない子供だったので
私だけ夏休みは能登に行っていた。
『チッキ』で列車に
荷物を積み込んで貰い
津幡で列車を乗り換えて
能登の『飯田』まで列車で行く。
列車の車窓から
見附島が見えると
もうすぐ着くわ‼️
と
嬉しかったものだ。
『飯田駅』に着くと
おじちゃんが車で迎えに来てくれていた。
（おじいちゃんは従兄弟のお父さん）
チッキで送った荷物は
ひとつは
従兄弟のお家へのお土産だった。
おばちゃんが嬉しそうに
お土産の段ボール箱を開けているのを覚えている。
母がお土産を段ボールに詰めているのも見ていたので家に帰った時に
母におばちゃんが喜んでいたと
報告。
お茶目で活発な子供時代。
夏休みを能登半島で過ごして
能登半島が大好きな私。
能登半島が地震で壊滅的だ。
今、現在で
まだ
珠洲市には救援物資が届いていない。
昨日、従兄弟と話した時
「お餅があるでしょう？」
「何言ってるの！お餅は全部貴女に送ったでしょ！！」
エエッ！！
お餅を全部！私に送ったの⁉️
あゝ
お餅を直ぐに送り返したい気分。
全部、私に送ったとは。
卵を送ったけれども、全部割れたでしょうね。
宅急便が回復したら
送る荷物を考えなくては。
明日は私は通院。
中頃には抗がん剤治療4クール目の入院。
直ぐに助けに行きたいのに
行けない。
迎えに行くのは弟に任せよう。
今、4日12時20分
弟から電話があり
道路状況を見ると
珠洲市まで迎えに行けそうだ。
行けそうだったら
おばちゃんだけでも
救出してくると言う。
やめて！！
二次被害に遭う可能性もあるから！
言い出すと
止まらない弟。
もうこれ以上
心配をしたくない。
やめて！！
NTTドコモがWiFiが使えなくなっていて
従兄弟へ連絡がとれない。
全く！！
弟君
お姉ちゃんに心配をかけないで欲しい。
家で救出を我慢をして
落ち着いて下さい。
阪神淡路大地震の時にも
友達のご主人が御影に住む
お母さんを親戚数人と大阪から歩いて迎えに行った。
☆追記
弟が
お役所に問い合わせて
今、行くより
2、3日後の方が良いと言われたので
水や食料の準備をすると
連絡があったので
ホッとしました。
能登半島へ行く道は
渋滞をしているそうです。
余震もあるので
どこで
土砂崩れがあっても
おかしくない状況です。
もし、能登半島に行こうと
思う方がいらっしゃったら
2、3日、待って下さい。