北方領土問題は他人事だと思っていたけど、
叔母の話から
意外な家族史が話された。
第二次世界大戦前、
私の母方の祖父と祖母は
国後島で昆布漁をしていたそうだ。
母の小学生の頃の写真には(私の記憶から)
キリッとした顔つきで、可愛いワンピースを着た母が写っていた。
撮影された場所は国後島。
戦争が始まり
ソ連が侵攻してくると噂になり、
家族は釧路に疎開をし、
そして、
実家のある北陸の町に家族は疎開をした。
国後島に船と共に残っていた祖父は
ソ連に船と共に連行され
捕虜となり、シベリアに送られた。
終戦後、数年経った頃、祖父は命からがら戻って来たそうです。
母は辛かった時代の話を全くしなかった。
祖父もシベリア時代の話をしなかった。
しかし、伯父が、その時代を書き残しているはず。
網元の娘(市史にも書かれている家)として生まれた祖母が新婚で、遠い北方領土へ渡った理由。
国後島での生活。
いつか、その時代の真相を探ってみたいと思っています。
歴史の証言者が亡くなっている今、伯父が書き残しているはずの文章だけが手掛かりです。
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