あべのハルカスHIROSHIGE 摺りの極み歌川広重展
2024.7.12
広重は、若い頃から晩年まで、色んなジャンルの作品を製作しています。一番身近な作品は、永谷園のお茶漬けのりで、お馴染みの東海道53次の宿場町を描いた作品です。
しかし、美人画や動物、景色など、色んな作品を製作していたということが、分かり、驚きました。
広重は、大変緻密で、繊細な表現が、特徴では、ありますが、大変大胆な構図の作品には、心が、惹かれます。上の絵の構図は、大変ユニークで、楽しい作品です。
広重は、京都の景勝地も、いくつか作品を残しています。
四条鴨川の絵は、今でも受け継がれている川床が、描かれていました。また、東福寺の通天橋の紅葉狩りの絵を見つけた時は、江戸時代から、庶民が、紅葉狩りをしていたことが、分かりました。
この絵を見つけた時、凄く驚きました。
金閣寺の絵というと手前に、池が、あって、その向こうに、金色に、光る金閣寺が、燦然と輝くみたいな絵や画像を思い浮かべていましたが、この絵は、全く違っていて、金閣寺が、手前の右隅に、描かれ向こうに、池、その向こうに、山が、見えたのに、戸惑いました。
私は、広重は、ドローンか何かで、見てきたように、描くことが、出来る浮世絵師なのだなあと思いました。
鑑賞を終えて美術館を出ようと思ったのですが、出口付近で、広重を解説したビデオが、放送されていたので、観ることに、しました。
その解説で、私の疑問が、解決しました。広重は、若い頃、火消しだったのです。若い頃は、まだ絵師としては、有名では、なかったので、火消しをやりながら、絵の勉強をしていたそうです。
なので、広重は、ドローンのように、色々な町や村を観る目が、養われていたのかもしれません。
広重のことが、少し分かったような気が、しました。
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