‘話に行って良いですか?‘
知人から、メールが入った
‘午前中なら、大丈夫よ‘
「こんにちは~ご無沙汰してます」
やって来たのは、子育て中のママ
話は、周りの人への不平不満ばかり
相槌を打ちながら、とことん聞いた
「貴女は、どんな子に育って欲しいと思ってるの・・・」
話が一区切りした時に、聞いてみた
「それが、判らんなっとるのよ・・・」
子育をした経験から言える事、判る事がある
世の中は、思い通りにいかない事もあるが
支えられている面もある そんな事を話した
ペラペラ話していた彼女の表情が一変した
家庭的に、複雑な彼女は 何事も
彼女の肩にかかっているのが判っている
しかし、本当の事を、言ってあげるべきだと思った
長い人生の中で、子育て期間は数年だ
大人の関わり方で、子どもは変わる
我が子に ‘子育てには、悔いがある・・・‘
そんな話をした時
「大丈夫よ 僕らは奇跡よ」 そう言って 笑い合った
「また、来るけん」 笑顔で帰った彼女
その背中に エールを送る