わたしを離さないで | 宇宙意識で體と魂メンテナンス@湘南辻堂 旧今ここを生きる 自分を知る

宇宙意識で體と魂メンテナンス@湘南辻堂 旧今ここを生きる 自分を知る

とにかく何が望みなのかを自分に聞いて宇宙意識で現実を創る!
自己最高の人生を送るための探求。自分を知って信じると何が起きても大丈夫になる。行き当たりばったりが楽しくなる!
意識が人生を創造していることを検証する日記。現実世界と精神世界を同時に生きる。

カズオ・イシグロの原作のドラマ。
イギリスの村上春樹と言われている
なんてどこかで見た気もする。


暗くて重いから見ない。
そういう人もいた。


なぜ、重いのか。
人生、生、死というものを
真摯に「考えさせられる」話だからだ。


決められた運命の中で
自分というものを見つめ
何を求めているのかを知り
幸せを追求する。


始めから誰かに臓器を
提供するために生まれてきて
そしてそれを終えたら死ぬ。
その中で、自分の人生を真摯に
生きている若い人たちの物語だ。


そのことを、そんな運命を
課せられていない私にも
激しく問いかけてくる。


そんな運命を課せられていたら
どうだろうかと考えさせられる。


でも、本当は私たちも同じなのだ。
与えられた人生を生き、そして死ぬ。


だから「考えさせられる」のだ。


そこへの意味づけについ
とらわれてしまうから
このドラマを重いと感じ
見たくないと思ってしまう人がいる。


それはその人が今幸せな
人生を生きているからだと思う。


これほど、自分の人生を
真剣に考えさせるドラマに出会ったことがない。


私は、どうせ死ぬんだからとか
どうせ~だからともう諦めかけた
思いの流れに飲まれそうに
なりながらなんとか小さい希望を
思い出させてくれる仲間がいて
ここ数年を生きてきていた。


私は今、自分の人生を考える
時期でもあるので特に考えさせられる。



グループワークも自ら始めた。
もちろん、そういう場を提供して
もらえたからだけれど



実際に私の人間関係も
本当は自分が何を望んでいるのかを
考えさせられるものになっている。


そこに絶妙にリンクしているので
このドラマが、私を助けてくれている
という気がしている。


ただ、世界は私のためだけには
回っていない。
それぞれのために回っているので
たまに私には冷たく感じることもある(笑)
ただ、それは私の中の冷たさを
表すものであり、より深く自分の歓びに
アプローチするためのことだ。


だから、今この瞬間に感動したことが
明日には、「何をわかったように
思ったのか」と自らを卑下することに
なってしまうかもしれない。


せっかくの気づきは、自分や
自分の人生を変えるほどには
インパクトを持っていないことが多い。


だから、今書いておきたくて
書いている。


もう忘れたくない。
それを繰り返してきたから。


なぜ忘れるのだろう。


それは、リアルな人生は
映像でで描かれているほど
ドラマティックではないからだ。


そう言っては元も子もないが(笑)



私は若いころから
「波乱万丈の人生のようなものを生きたい」
と言っては寺の娘である
(しかも激しく感情的な)母から
「人生は平らなのが一番」と
育てられていたので
この二つの価値観の中で
いつか他人事にして
冷静なふりをしてきた可能性がある。


もちろん、波乱万丈をちゃんと
理解せずにイメージで使っていたので
ここは訂正してドラマティックな人生を
にしておく。
そうしてうやむやにしておく(笑)


松岡修造みたいに熱くなくては
真剣に生きていないわけではない。
静かにしていても
人生を真摯に見つめて求めて
歩むことを忘れずにちゃんとやろう
と思わせてくれる8話までの
「わたしを離さないで」に感動している。