その昔、ワタシがまだ幸せな結婚生活を送っていたときのこと。
仕事を辞められずに、結婚できないという
女性が主人公や登場人物のドラマや物語に
絶対的な疑問を持った。
結婚を逃すの?!
ってな具合に。
それぐらい、ワタシの意識は結婚に向かっていた。
そのために就職も腰掛け(今ではもう死語となったね)
程度の就職にとどめたくらいだ。
国立大の経済学部在学の当時のワタシは
コネを駆使し、大手企業の一般職試験に
もぐりこんでいた。
「これは総合職ではないですよ、いいんですね」
と念を押されたくらいだ。
こんな職種も今は存在しないんでしょ。
でも、結婚して子どもが大きくなった今、
また考えは変わりつつある。
と言うよりは、当時から思っていたことが
だんだんわかってきた。
ワタシのブループリントは多分、結婚後の
仕事をなんとかすることなんだ。
だから幸せなはずの結婚生活に満足できなかったんだ。
夫はワタシを縛り付ける人ではなかった、
と思っていた。
ところがそうではなかったかもしれない。
結婚前、着付けを習っていたワタシは
1タームを終え、次に更新した。
そのとき、なぜオレに相談もせずに
習い事の期間を更新したんだ、と怒られた
ことがあった。
多分、あのころ(結婚前から結婚後しばらく)
ワタシは夫以外の人との交流がほとんどなかった。
それでも良かったくらい、夫に入れ込んではいたのだ。
ここのところ、立て続けに友人たちに会っており
そのたびに「自分自身の問題である苛立ちを
ワタシにぶつけているだけのように見える」と言われた。
ワタシもだんだんそう思えるようになってきた。
ワタシは、夫婦のことなのでワタシの問題でも
あると思っていたし、それゆえに自分自身の
「何か」を一生懸命に見つめてきた。
でも、実はそれは無用かもしれない。
ワタシは経済を心配し過ぎている。
いや、やっぱり現実的には心配ではある。
けれど、こうなったらどうにかするしかないではないか!!
これこそがブループリントの流れの
ような気もしてきて、なんだか
大変そうだけど、希望が見えてきた
感じもしているのである。
しばらく、様子を見ることにする。