棚を整理したら、見つけてしまった。
以前、私が夫にあてて書いたメモ書きの手紙。
下の子が生まれて、母が上の子を見てくれるために
うちに来ていたときのこと。
私は母と仲良しというわけではなかったし
ずいぶん悪態もつかれてきた。
そして、母と夫も仲が悪かった。
母は言いたいことを夫に言い、
夫はおもむろに嫌な顔をしていて
反論も横柄な態度もしていた。
あるとき、上の子を実家に連れていって
預かってくれることになっていた。
どういう経緯かは忘れてしまったが
実家から迎えに来てくれて連れて行ってくれる
往復4時間の小旅行だ。
いくら若くてももう60歳に近い年だった母。
上の子も「お泊り」を楽しみにしており
前の晩から荷物を用意して待っていた。
母が来ると、夫は何も言わずにどこかへ
出かけてしまってなかなか帰らなかった。
夕方のラッシュにぶつかると嫌だからと
母は夫の帰宅を待たずに孫を連れて帰途についた。
その後帰宅した夫に、「なんで勝手に連れて
行かせたんだ!」と怒りまくった。
そして、車で後を追いかけて息子を連れて
うちに戻ってきた。
私はこのくだりは覚えていないのだ。
後から、妹に聞いた話だ。
車で連れ戻すくらいなら、母が迎えに来ずとも
連れて行ってくれればよかったのに。
ただ、このときのことを裏付ける手紙を発見した。
私が書いたのに、すっかり忘れていた。
「いくら気に食わないからって
怒りまくって出て行って帰らないというような
大人げない態度を取らないでほしい。
私も悪いところがあったが、あなたも
相当のことをしてくれたんだから
ちゃらにしてくれ。とにかくこれから
どうしたら良くなっていくかを考えよう。
ひとの悪いところに文句ばかり言っていないで
自分を見つめる作業もしてほしい。」
というような内容だった。
でも、もしかしたら、母に預けてお泊りをさせることを
私は夫に相談もなく、独断で決めてしまったのかもしれない。
あのころの私なら、やりかねない。
にしても、2001年のその出来事に、もう
今の状態の種があったということなんだ、と思い知った。
ほんとはもっと前からだけどね。
書き込みの時間切れ。
なんだかやっぱりこの結婚は
終わらせたほうがいいような気がしてしてきた。