ラブラブだったころからは考えられないほどに
夫からの言葉は無く、気持ちもわからない。
そして「離婚したい」と言われてもうやり直せないと
まで言われている。
住宅事情から言って別々にできないため
同じ布団に寝ているが、なるべく接触しないように
端と端で寝ている。
「ほんとうに嫌だったら一緒に寝ないよ」
といろんな人に慰められた。
私が夫を嫌いだけど、好きだったのはセックスが
あったからではないかなと思った。
カラダが触れ合うというのはそれほどの
錯覚を起こすと思う。
今ではまったく私に触れてこようとしないので
私も好きよりも嫌いに動いてしまっていたのだが
つい数日前、意識がシフトしてそれは越えてしまった。
だからこそ、書けるのだろうが
好き、という感情も錯覚なのではないかと
結婚して数年して思うようになった。
どこかの生物学者が恋愛感情は4年で期限切れ、
という説を発表していたが本当なんだろう。
ただ、もう私たちは家族なのだ。
そして夫の今までの言葉を思い出してみると
そこここに矛盾と理不尽さがみなぎっている。
夫は普通の状態ではないのではないか。
少なくとも私がそばにいるとそうなるのだと思う。
そして、家族だから簡単に離婚する気に私はなれない。
言葉や態度はもうすっかり終わっている夫婦なのだが
私は本当は夫ももっと心の結びつきを求めているように
思えてきた。
これはちらちらと頭をよぎるようにはなっていたが
意識が変わった今、本当にそう思う。
本当は彼を抱きしめたい。
でも、そのときの無表情な顔がもう想像できて
こわくてできない。傷つきたくない。
だからイメージをしよう。
(と思い始めた。でもイメージすることを忘れてしまう笑)
仲良かったころのことしか思い出さないことにしよう。
冷たい夫は目の前の今の実物だけで十分だ。
ほんとはまだ私を愛していると錯覚だろうが感じる私。
この感性をしばらく大事にしようと思う。
そのうちに私が本当はどうしたいのかわかってくるかもしれない。
今は子どものために一緒にいることが最優先だが
気持ちが通じ合わず会話もないまま朽ちていくのは
ごめんだからだ。
そうならざるを得ないなら、私は別のパートナーを
探そうと思う。
こんな今だからこそ、私が苦手な「感じること」に
焦点を当てて人生をよりよい方向に進めよう。
最近では「神様、私の行くべき方向に導いてください」と
祈ることもある。