おはようございます。

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数日前に母が私に質問して来ました。
「がん告知された時頭真っ白になった?」
私はならなかったのですね。
その時に置かれていた状況が当時の私にとったらとても辛くて、そこから逃げられるという思いの方が強く、大袈裟に言うとがんと言われてホッとしたと言えるに近い状況でした。
それくらい私は精神的に追い詰められていたんでしょう。
それにいきなりの告知ではありませんでした。
先ずはかかりつけ医のところでの再検査で白い塊を見ました。
いつもと違うのは明らかで先生の顔からも、これはがんの疑いが強いんだなと思いました。
紹介先のがん治療拠点病院で初診の当日に針生検をしましたから、その時はこれは益々疑いが強くなったなと思ったものです。
生検の結果が異形細胞が出たと言うことで、まだ告知には至らず、約1ヶ月程して最終的に乳がんで浸潤していますと言われたのです。
ま、この時がハッキリと病名を告知された事になるのでしょうが、少しずつ小出しして告知された様な感覚で特に驚きや悲しみはありませんでした。
当時は乳がんについての知識も今ほどは無く、とにかく切ればいいんだと思ってましたから、あまり大層に考えてなかったというのもあります。
それよりもこれで仕事を辞める正当な口実が出来たと考えたのです。
振り返って、当時は仕事で神経すり減らしながら、検査検査で中々確定しない事にも疲れていたのを思い出します。
仕事を辞める正当な口実が出来たと思いつつ、仕事を辞めてこれから収入を得られなくなるのどうする?という不安な気持ちと複雑ではありました。
告知の時はそんな感じで、少しづつ段階を踏んでされた様な感じでした。
ただ、家族の誰かじゃ無くて自分で良かったと、我が家の男性陣はビビリですから、支えきれる自信がありません。
自分自身なら何とでもコントロール出来ますからね。
母の質問で忘れていた当時のことを思い出し振り返ってみました。
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