赤ちゃんの時に電車に轢かれそびれてから、また危機一髪がありました。

私は5歳幼稚園の年中さん
弟が1人居るのですがまだ3歳の時

家族4人で母の里の田舎に秋の味覚を沢山積んで車で帰路についた時に起きました。

当時の道はまだアスファルトなどもなく砂利道で山道だったので、蛇行しており、ガードレールもない道でした。

対抗車が大きくはみ出て来たので、父は衝突を避けようと咄嗟にハンドルを切ったところ、谷側を走っていた私たちの車は、そのまま砂利にタイヤを取られ崖から斜めにゴロンゴロンと落ちてしまったのです。

高さは10数メートル

斜めに回転しながら落ちたので20メートルぐらいは転がりながらだったそうです。

そこはダム湖もあり、真っ直ぐ下に落ちたら水中になるので、家族全員生きていません。

しかし斜めに落ちた事で水の無いぬかるんだところに落ちた様です。

私は記憶があって、後部座席で弟と寝ていたのですが、ふわふわと上行ったり下に行ったりしてるなぁと思ってました。

何故か痛みは無かったです。

気がつけば父は両脇に子供を抱え助けだしていたそうですが、どうやって助けたのか分からなかったと言ってました。

母だけ車に取り残され、最初は真っ逆さまになっていた車の中で、泥を飲んでもうこのまま死ぬんだと思ったそうです。

が、奇跡的に車は元に戻り、母は助かりました。

私達子供と父はかすり傷ぐらいでしたが、母は肋骨骨折、頚椎捻挫など重傷で3ヶ月程入院しました。

私達は親類の家に預けられ、子供ながらにとても遠慮して生活していたのを覚えています。

後日、その時叔父が何となく気になって私達家族の後を単車で走ってきていたそうで、虫の知らせと言うのか、先で車がダムに落ちたぞーっと聞いて、もしや?と思い駆けつけたら、私達家族の車だったと話してました。

その事故以来私は高所恐怖症になりました。

車やタクシーなどで田舎に行く時は車酔いもする様になり、とにかく谷側を走る時は怖くて仕方なかったです。

それから階段は手をついてしか上がれないし、とにかく高いところはダメでした。

年とともにかなりマシになりましたけどね。