ここまで、一気に乳がん体験を書いてきました。
まだ終わったわけではありません、これから長い治療が始まります。

淡々とここまでの体験を書いて来ましたが、感じた事を書こうと思います。

乳がんの告知は、自分が想像していたほどショックを受けなかった事に自分自身で驚いてます。
あー、そうなんだー、やっぱりがんだったんだぁ。
って位でした。

告知の時、近くに住んでいる私の母がどうしてもついて行くといってきかないものですから、一緒に行きました。
最初の異形細胞が出た時は、その時に悪ければ直ぐにがん告知されると思ってたので、夫を連れて行きましたが、本当は1人ででも良かったのです。
でも連れていかないとダメかなぁとか、家族と一緒に再度来てくださいとか言われるのかなぁとか、勝手に思い一緒に行きました。

母からすると娘のがん告知は自分が受けるより辛かったかもしれません。
その後妙に励ましてくるし、実際術後無事に終了してリンパ転移もなかったと主治医から話があった時に、母は安堵で泣いたそうです。
ちょっと病気になって親不孝したなぁと思いました。

私はと言えば、がん告知の時、仕事どうしよう~、続けられるのかなぁ~、辞める事になれば、健康保険どうしようとか、そんな事が頭の中を巡ってました。

その時は自分自身は初期と確信していたので、きっと軽い手術で直ぐに完了するもんだと思ってましたから、まだ癌がどんなものかを分かって無かったのですね。

段々と治療が進むにつれ、色々調べたり、乳がんサイトに登録し実際の体験を読んだりして、簡単な病気じゃないんだという実感が湧いてきました。

主治医にも10年観察していきます。と聞いた時、あー、私、癌なんだなぁと実感しました。

結構、食事にも注意してきたし、肥満解消でスイミングも続け体重減量も出来たし、完全母乳で2人の息子を育ててきたし、若いうちに出産し、2年半前の血液検査の女性ホルモン検査でもホルモンは無いと言われていたので、まさか乳がんになるとは思ってませんでした。

でもなる時はなるんですね。

不幸中の幸いとしては、副作用の強い抗ガン剤は受けなくても良いって事でホッとしています。