Doug@宮古島 さん
@doughimself
米国司法省からの公式発表
↓
水原一平氏、州法ではなくて連邦重罪(← これ重要)により訴追。
最長刑罰として30年間収監の可能性もあり。
そこで皆さんが知りたい質問を以下にまとめてみました。
1. 大谷は知っていたのか? → 全く知らなかったと検察側も認定。
2. 被害総額は? → 2021年11月から2024年1月までの間に$16M(24億円)。
(この金額は少なくとも今の時点で。僕の過去の経験からこういう数字はさらに増える場合が多い)
3. どうやって? → 2018年に大谷がアリゾナ州の銀行で口座を開設。
その際に水原が通訳として同行して口座情報を把握。
この口座は大谷のMLBからの給与振り込み用に開設された。
その後、2021年当時にギャンブルによる負債が膨れ上がっていた水原は、
この口座にリンクしている携帯電話番号やメールアドレスを水原のものに変更。
(つまり送金の承認を得るための二段階認証依頼自体が大谷ではなくて水原にきていた)
加えて、必要な場合は、水原が銀行に大谷のふりをして電話、
銀行担当者に送金の承認を出していた。
4. 他の人は気がつかなかったか? → 当然ながら大谷には会計士や税理士などの財務チームが存在する。(しかし誰も日本語が話せない)
水原はその財務チームに
「大谷はこの口座に関しては君たちに関与してほしくないと言っている」
と伝えていた。
5. 他には? → 2024年1月から2024年3月の間、
水原は大谷の口座から$325K(4900万円)を送金してベースボールカードを購入。
そのカードはドジャーズのクラブハウスへ郵送されていた。(最悪だな)
6. 今後 → 水原は近々在ロサンゼルス連邦地裁に出頭する予定。
7. 僕の私感 → 想像していたよりもはるかに悪質。
僕は当初から「大谷が水原にこの口座の管理を委任して
その中で水原が自分の借金の穴を埋めるために
小さな出来心から始まってしまった」ものだと思っていましたが、
ここまでくると彼に同情する余地は1mmもなくなり、
最初から完全に悪人だったという印象に変わりました。
ましてや最後の最後までベースボールカードを買い込んでいたとは・・・
加えて、日本に住んでいる皆さんには
「州法 vs.連邦法」の違いやその違いの重大性が
あまりピンとこないかもしれませんが、
我々アメリカに住んでいる人間からすると
「連邦法」と聞くだけで震え上がるほど怖いものです。
水原氏、ちょっと普通じゃないです。
(訴追はあくまでも訴追でありすべての人間は推定無罪であることは前提です)
あっきー さん
@pokkilove2018
大変分かりやすい解説をありがとうございます♪
凄くお詳しいのでどなただろう、とプロフィールを拝見しますと、
何とダグズバーガーのオーナー様とは驚きました(^^)
いつも宮古島へ行く際は必ずバーガー店に行き、
6月も家族と伺います(^^)
Doug@宮古島 さん
@doughimself
大谷陰謀派は水原が大谷の口座にどうやってアクセスできたのかが
理解できないみたいなのですが、口座開設時から手伝っていて、
この以下の「秘密の質問」の答えを知っていたらなんでもできちゃうんです。
米国各銀行では怪しいアクセスが疑われる場合はすぐに口座が凍結されるのですが、
その口座解凍方法がこの「秘密の質問」です。
つまり本来であれば「本人しか知り得ない秘密の回答」なのです。
典型的な秘密の質問は・・・
あなたの母親の旧姓は?
あなたの両親はどこの街で出会いましたか?
あなたの小学校の名前は?
幼少時代の親友の名前は?
最初のペットの名前は?
というように過去の名前などを聞かれることもありますし、
四択の場合もあります。例えば・・・
「以下の四つの住所のうちあなたが住んだことがある住所を教えてください」
とあり四つの住所が列記されます。
そして最後に「どれも違う」という選択肢もあります。
大谷が口座を開設する際にその通訳を手伝っていたのが水原なので
水原はそれら秘密の質問と大谷が銀行に登録した秘密の回答を聞いていた。
だからそれを知っていたらなんでもありです。
当然ながら僕は米国の司法制度サイドの人間なので
司法省を信じるのは当然なのですが、
もう良い加減大谷を叩いて
インプレッションを稼ぐのはやめませんか?
*すごくわかり易い解説でした。
大谷さん、被害者だったと解って
うれしかったです。