むかし両親から
「本を読みなさい」
と、言われ続けて来ました
私は小学校の頃から図書室と職員室が大嫌いで、図書の時間は読んでいるフリをして、ただただ時間が過ぎるのを待っている様な子でした
夏休みの読書感想文の宿題は苦行以外の何物でもなく「いかに短い本を読んでそれらしく書くか」に焦点を当てていました
職員室に関しては…
読書などと言うモノとはご縁の無いまま時はすぎて、TVドラマで「砂の器」が中居正広さん主演で放送されると知り、少し興味が出て来たので古本屋で購入して読み始めました
読み始めて思ったのは
「日本語は難しい…」
でした
意味がわからない言葉は辞書を引きながら読みました
松本清張が社会派と言われる所以は私には分かりませんが、ときどき私の中で「」っと来るモノがあったり、繰り返し繰り返し何度も読んだ作品もあります
そこからは古本屋巡りをして買い漁り、父親の本棚から借りたり(失敬)しました
私には文学的なセンスが無いので、行間を読んだりする技術はありません
でも、色々な作家の作品を読んでいると
「この言葉の言い回しわたし大好きやわ」
とか
作中のセリフや説明、書き出しが未だに忘れられずにいたりします
皆さんはそんな素敵な台詞に出会った事はありますか??