義父は、延命か緩和ケアのどちらを希望するか聞かれ、少しだけ延命したいと言ったそう。
なぜ少しかというと「経営している会社をきちんと畳んでから死にたい」そして「長く一緒にやってきた従業員の今後も見通しが立つようにしたい」そうです。
会社を畳んだら、延命治療はやめるとはっきり言っているそうです。
単純に、偉いな、と思いましたよ。
車椅子でないと動けないほどの体調で、ちゃんと従業員の皆さんのことも考えてるんだ、と。
会社と言っても、自宅と同じ敷地内に事務所を構えているような感じのところなので、従業員の方の人数も多くはありませんが。
義父が出来るだけ心残りのないような形で会社の整理ができると良いなと思います。
色々問題のある義父ではありますし、そのために夫が今も苦しんでいるのは事実なのですが、心残りは少ない方が良いです。
命の終わりが見える時にその人の本質が見えるのだとしたら、義父も悪い人ではないんだろうなと思います。