近所の大きい病院でMRI検査を受けた結果、やはり骨盤に影があると言われた。
いや、それレントゲンのときと言ってること同じ!
まあそれはさておき、この時点で予想として言われたのは、
1.骨腫瘍
2.骨嚢腫
の2つだった。
骨腫瘍は骨にできる良性の脂肪の塊とのこと。
骨嚢腫は骨に空洞ができて血などが溜まってできるとのこと。
よく分からないから家に帰ってネットで調べると、若い男性に多いことや、手術によって治療するということなどが分かった。
症状や検査結果も、まあ一致しているかな、という感じだった。
そして医師には、ここからは大学病院で検査や治療を進めようと言われ、紹介状を書いてもらった。
この時点で、私はすでに不安でいっぱいだった。
人生で手術をしたことは一度もなかったし、大学病院に行ったこともなかった。
痛い治療が嫌ならはっきり伝えていい、良性だから大丈夫、と医師には言われたが、あまり安心できなかった。
後日、大学病院へ行き、MRI検査をもう一度受けた。
今度は前回と違い、造形剤というものを注射した後に行うもので、これによってより詳しい情報が得られるそう。
加えて、CT検査、レントゲン、採血を行った。
そして大学病院の先生の予想は、骨嚢腫。
ランニング中に痛くなって、その後少しずつ痛みがマシになったことが理由らしい。
ランニングによって何らかが起きて痛くなったんじゃないか、とのこと。
さらに後日、検査結果を聞きに行った。
そして今後の予定を教えてもらう。
造形MRI検査の結果を見ると、腫瘍の大部分は液体がたまっている空洞であることが分かったが、一部、そうでない部分があった。
そのため、まずはその部分に針を刺して細胞を取得し、良性か悪性かを調べるそう。
いわゆる針生検というもので、入院は1泊でいいらしい。
良性か悪性かによって治療方法(手術の方法)が大きく異なると説明を受けた。
初めて悪性の可能性を挙げられたため、正直実感がなかった。
悪性かもしれない、という不安はこの後で襲ってくることになった。
最後に、このままこの大学病院で検査と治療を続けるか、地元に帰って別の病院にするかを訊かれた。
ただし、骨腫瘍関連の専門家は非常に少ないとは言われた。
しかし私は一人暮らしだった。
手術もするとなると、親がいる地元に帰った方が良いかと思い、地元の大学病院へ行くための紹介状を書いてもらった。
振り返ると、この時点で気づいてなかったことがたくさんあった。
まず、悪性だった場合は血液検査によって判明することがある、ということ。
ネットで調べると、悪性細胞がある場合、血液に特定の成分が多く含まれることがあるらしい。
悪性が疑われているとき、血液検査をしたなら必ずそれを調べているとのこと。
そして、骨腫瘍と骨嚢腫を疑われていたが、それらはさらに多くの種類に分類できるということ。
正直、MRI検査によってそれを確定するのは難しいらしい。
また、最初の病院で医師に「良性だから大丈夫」と言われたのは、きっと不安にさせないために言っただけなんだということ。
長くなったので、今回はここまでにしようと思う。
次回こそは、入院まで書こうと思う。