冬眠明けのクマのごとく、長く暗い冬を超えて巣穴を出つつあるので、台湾ネタを書こうと思う。


書くと言っても、旅行前にガイド本やネットでサッと調べて短期滞在で行き、食べることと買い物しかしなかった私が台湾について語れるようなことなんてほぼ無いんだけどw

(;^ω^)


自分のための復習も兼ねて、よく買ってきていたものや、美味しいと思うものなどを紹介させていただこうかなと…


コロナ禍以前の数年はかつてないほどの台湾ブームだった。その頃に初めて行ってハマり、台湾中毒になった方も多い。そういう人は病気でいうところの急性期みたいなものだから、ありとあらゆる本やブログで情報収集したはずで、もしこれを見たら「こんな程度の知識で偉そうに語るな」と怒るだろう。イラッとしたらそっとページを閉じてほしい。


まだ台湾へ行ったことがなくて、海外旅行再開でついに行ってみようかな?という方や、この三年間で台湾の記憶がすっかり薄れて曖昧になってしまった方に向けた内容として広い心で見ていただきたい。



以前に自分的台湾みやげのおすすめ品として桜エビを紹介した。これは我ながら天邪鬼根性が甚だしい商品チョイスだった。なぜならば「あなたが思う台湾みやげは何ですか?」とアンケートをとったら、100人中90人はパイナップルケーキと答えるのではないかと思うから。


台湾茶、ドライフルーツ、からすみ、インスタント麺、客家花柄の雑貨などお土産好適品は多々あるが、ガイド本で特集紹介されるのがこのパイナップルケーキである。漢字だと鳳梨酥と書き、鳳梨がパイナップル、酥がケーキの意味。


台湾は日本のように菓子の種類が多くないので、菓子をお土産にする場合は必然的に鳳梨酥にせざるを得ない。百貨店からスーパー、街のパン屋、どこに行っても売られている台湾の国民的菓子がパイナップルケーキ、鳳梨酥なのである。


鳳梨酥は柔らかいクッキー?のような生地の中にパイナップル餡が入った四角い焼菓子。極めてシンプルな菓子だが、それ故に店ごとの個性が出ている。


私も初めて台湾へ行った時にお土産に買った。

その時に行ったのは中山駅エリアにある「李製餅家」だった。


これが自分の鳳梨酥の原点であり基準点。



お店は駅から徒歩10分弱の場所にある。

カウンター式の小さな店舗。


李製餅家 +886 2 2537 2074 https://maps.app.goo.gl/MHcMouffmdhSRiNE8?g_st=ic


ここは昔ながらの鳳梨酥が人気。

本店は台北から少し離れた港町の基隆にあり、そこから配送されてきたのを販売している。



箱入りの物もあるし、バラ売りもある。


一つが小ぶりで食べやすく、価格も手頃なのがここの魅力。職場へのばら撒き土産向け。



売りはそこだけでは無い。

このレトロな包装もツボ。


箱に赤い紙が巻かれ、紐がけされている。

お店の袋はピンク地に赤と金という中華テイストで、これも魅力の一つ。


古臭いデザインなのに、逆にかわいい。



箱の色柄、包み紙もレトロで痺れる。

自分的ビジュアルクィーンがこれ。


箱の鳳梨酥の文字フォント、絵柄、最高。

(*´ω`*)


肝心の鳳梨酥は餡に冬瓜が混ざられた昔ながらのタイプで、まとまりの良い優しい味。パイナップル100%の餡の物と比べて酸味がキツくない。


万人受けする味なので、そういう意味でも職場土産におすすめ。お茶に合う。



こちらは有名人気店の「佳徳餅家」

南京三民駅エリアにある。


佳徳鳳梨酥 +886 2 8787 8186 https://maps.app.goo.gl/s9fyuAmsqWYKEwz49?g_st=ic



台湾旅の師匠の旅行記で拝見して行ったのが最初だった。その時はこの店舗でしか購入出来なかったが、セブンイレブンやデパートなどで名店の味として販売されるようになり比較的買いやすい。


今はどうか分からないが、新幹線駅にあるセブンイレブンで箱入りのが販売されているのをよく見かけた。ここは台湾人に人気の店なので、地方へのお土産用に売られているのだろう。




ここのおすすめはクランベリー入りの鳳梨酥


普通のパイナップル餡とともに、クランベリーが入っている。それがすごく美味しい。二種の甘味と酸味が組み合わさることで美味さが倍増している。


このクランベリー餡のはセブンで見かけないので、直接お店に書いに行くのがオススメ。店内には鳳梨酥以外の菓子やパンもあり、それを見るのも楽しい。


↑はじめて買った時の写真

この時まだクランベリーのを食べたことがなく、ほかの種類も色々買った。



佳徳は普通のパイナップル餡の鳳梨酥も美味しいし、メロン餡や苺餡など変わり種も多種ある。


でもやはり美味しいのは普通(原味)のか、クランベリー餡(蔓越苺鳳梨酥)かな。ここのは生地が全粒粉入りっぽいので、そこがうまい。


あー思い出したら食べたくなってきた…

(´Д`A;)


どの店にも共通して言える事だが、鳳梨酥を食べる時はトースターで軽く温めるといい。普通に食べるのと比べて何倍も美味しくなる。


特にこの店のクランベリーのは絶対にそうしてもらいたい。するとしないとでは全く変わるから、手間を惜しまないで試してみて。

(*・ω・)




上の二店よりも歴史が浅い、新興勢力の人気店がこちらの「微熱山丘」


この店は松山空港エリアにある。


こちらは台湾南部に本店があり、台北はその支店。日本やシンガポールなど海外出店もしており、短期間の間に一躍有名人気店となった印象。



微熱山丘が人気になったのは、店内で一つ丸ごと無料で試食できるサービスが大きかったんじゃないかな?お店に入るとテーブルに促され、お茶とともに試食を勧めてくれる。


一つが結構大きめで食べ応えあり。李製餅家の2個分以上はありそうなサイズ感ゆえ、これをうっかり試食すると食べ歩きに支障が出るので要注意。

(;^ω^)


こちらの鳳梨酥の特徴は100%パイナップルの餡であること。時期により餡の酸味が変わる。


どの店舗も洒落ていて、包み紙も今風。

若い女子が好きなのはきっとここだろう。



李製餅家と同じ菓子が入っていると思えない、垢抜けたデザインのパッケージ。


こういう違いを楽しむのも鳳梨酥の面白さ。

自分の好みを探す、宝探しみたいなの。




これは昨年末に私の台湾旅師匠からいただいた、微熱山丘のりんごケーキ。パイナップルケーキの中身がりんごになったもの。


台湾ではなく、表参道のお店で購入したそう。表参道店は国立競技場のデザインをした事でお馴染みの隈研吾さんによる設計の斬新な外観の店だ。


微熱山丘は菓子を買うと布製の袋に入れてくれるのも嬉しいポイント。私はこの袋を旅行用のビーサン入れに使っている。



微熱山丘の美味しさを再認識したのが、このりんごケーキだった。


餡がりんごだからパイナップルケーキではないけど、これが予想外にすごく美味しい。いい塩梅にバランスの取れた味。


サイズは鳳梨酥と同じ。生地の上面に薄く砂糖がけされており、中にりんご餡が入っている。それがめちゃウマ。砂糖がけの食感もいい。

(*´ω`*)


鳳梨酥の相場は100円から150円ぐらいが多いから、これ一つに300円なんて高すぎると考える私ですら、これは美味しくて自分で買いに行きたくなった。多分そのうち買いに行く。


手土産にも堂々と渡せる品で、見た目も洒落ているから台湾好きではない方にもいいと思う。


高級品を下さった師匠、謝謝。



表参道の店舗のほか、大阪のあべのハルカスにある「神農」で販売されているのを見た。この写真だと見切れているが、たしかりんごもあったと思う。


微熱山丘は日本のオンラインショップがあり、わざわざ向こうで購入しなくても手に入る。しかも昔はなかった2個入りもあるから試しやすい。(2個入りはオンラインショップで取り扱いなし。実店舗のみみたい)


でもその地の名物はその地で食べてこそだから、パイナップルケーキは台湾で購入して味わう方がありがたみと感動が増すよねぇ…


しばらく食べていない方やまだ食べたことがない方は、台湾に行くその時まで焦らしてみては?そこで気に入ったら日本でリピートすればいいヨロシ。

|・ω・´))!!




微熱山丘にはパイナップルジュースもあり、これも美味しくておすすめ。


台湾に行く前にネットで注文し、ホテルに宅配で届けてもらうとお店に買いに行く手間も省けるし、重いものを運ぶ手間が省ける。(やり方は下の記事参照)


これに関してはリピーター向けかな。初台湾でわざわざ買うものではない。鳳梨酥に食べ飽きた方は変化球としてこれをお試しあれ。


https://ameblo.jp/nokkopanda/entry-12665543493.html?frm=theme



台湾に通うようになった当初は行く度にパイナップルケーキを買い、その食べ比べを楽しんでいた。お土産でもらって食べる機会も多かったから、いつしか段々と食べ飽きてしまった。またこれかぁ…と眉を顰めるぐらいに飽きた。


だがひとつ前の記事に書いたように、それは単に私が食べ飽きていただけでパイナップルケーキは美味しい。初めての台湾旅行、三年ぶりの台湾旅行ならば、やはり買うべきはパイナップルケーキ、鳳梨酥しかないでしょう!!マストよ!

゚。+(=゚ω゚)ノ+。


今回紹介した三店は台北旅行土産として定番人気のものなので、買って損なし間違いなし。まだ他にもおすすめ店や変わり種があるので、次はそちらをご紹介したい。


太っている人(私)が勧めるものは間違いない。

よかったらご覧下さい。



https://ameblo.jp/nokkopanda/entry-12797498878.html?frm=theme


https://ameblo.jp/nokkopanda/entry-12660098703.html?frm=theme