続々、「武道館追加公演2日目」
9曲目、スパイス
が終わると3人は着替えのために引っ込む。
その間に流れるのは、
10. music by 中田ヤスタカ(capsule) JPNスペシャル
3度目のこれであるが、
武道館で聴くと何かが違うようで、
自分がこれまで過ごしてきた何十年という時間のなかで、
最大級に盛り上がった。
ステージ正面ではワイヤーアクションのような格闘を繰り広げる3人の映像、
それを見ながら音を聴くと、
勝手に身体がうごく、動く。
いまだ未踏の地、"クラブ"とやらに行くと、
きっとこんな風な感じではなかろうかと。
自分的には、武道館がまさに "クラブ" に変貌した瞬間だった。
そして、
"クラブ" に出向いても、
オジサン、なんとかなるかもしれないなと、
3人のおかげで少しだけ希望を持つことができた。
11. GLITTER (Album-mix)
3人がふたたび登場、
静岡でも感じたが、
曲自体盛り上がるものであるが、
どなたも感じることである 「祈り」 が間違いなくこめられている。
さきほどの、「JPNスペシャル」には、
「いま、わたしたちにできることを」、
という3人の表明の言葉が搭載されており、
来場者のすべてにそれが響いていたはずだ。
その直後に、
祈りをささげるポージングで、設けられた3つの出島に
3人がそれぞれたたずむ。
3人の周囲をレーザービームが包む。
最後にそのレーザービームは、
1本の光の帯となって武道館の高いところへ消えてゆく。
曲といい、演出といい、3人のパフォーマンスといい、
この「JPNツアー」におけるLiveでの圧巻であった。
この曲のために今回のツアーが企画されたと言っても、
言い過ぎにはならない。
12. JPNツンデレメドレー
~シークレットシークレット
不自然なガール
Take me Take me
Baby cruising Love
575
love the world
I still love U
~シークレットシークレット
さきほどの勢いのままに、
メドレーへ突入。
もう、何をかいわんや状態である。
MC2
13. コミュニケーション
ついに新曲が登場した。
数少ないであろう1日目に続いて来場した人以外、
ほぼ全員が初見。
高度なコリオが振付けられていて、
それに驚かされた。
それを難なくこなす3人のそれを見ているだけで満足である。
14. ポリリズム
自分はこの曲でPerfumeの存在を知り、
そこからはまっていった。
もちろん、彼女たちにとって最も大切な曲である。
が、なぜか「JPNツアー」においてはこの曲の存在感が薄いように思われ、
3度目でもそれはかわることがなかった。
もちろん、盛り上がったのだが。
~ P.T.A.のコーナー ~
ドーム、埼玉、静岡と、
正直に言ってちょっと引いて見ている自分がいる、
ややしんどい時間帯ではあった。
が、しかし、
今回はまったく素直に楽しむことができた。
自分がファンとして進化したがゆえだろうか。
「武道館」という舞台装置と観客が醸し出す空気、
その両方が自分の脳内になにか一種の化学反応を生じさせ、
それが全身に伝わった結果なのであろうか。
理由はいかなるものであろうと、
ファンとして1段階昇ることができたように思う。
15. FAKE IT
P.T.A.のコーナーを楽しめたことによって、
この曲に、
いつもとは比べ物にならないほどにノッてゆけた。
ふたたび、「武道館」が "クラブ" と化した。
16. ねぇ
一呼吸おくのに最適な曲である。
まさに気配りに富んだセットリスト。
この歌詞のように、
「ねぇ」 「ねぇ」 と女性から甘い声で言われてみたい自分が、
まだいることをあらためて知らしめてくれる曲。
そんなチカラも与えてくれる名曲の一つだ。
そんな曲に上乗せされるのは、
3人の絶妙なパフォーマンスだから、
これはたまらない、こたえられない。
3人のために当て書きしたとしか思えない曲。
Liveならでは、
Liveでしかできないこと、
それは3人の名前を腹の底から叫ぶこと。
アイドルを追いかけることもなかった青春時代を、
いま取り戻すために彼女たちが用意してくれた曲。
思う存分、10代になることができた。
18. チョコレイト・ディスコ
この曲もそうである。
バレンタインデーにおける "期待" にも縁のなかった青春時代だったが、
それでも、
その頃のことを思い出させてくれながら、
「ジェニー」から継続しているノリの勢いがあるので、
心置きなくディスコすることができた。
19. MY COLOR
手の振りが、
3度目でもうまく把握できず。
その点では、
結局、やや残念に終わってしまった。
~ アンコール ~
20. Spring of Life
待ちに待った、待望の新曲登場である。
しかも、PVと同様なLEDをまぶした衣装でくるとは。
まさに、
期待を裏切らない、
期待以上のものを観客に降り注いでくれる3人。
いいね。
終曲にふさわしいね。
アンコールの2曲では、
縦ノリも手の振りも、
一切やらなかった。
最初からそう決めていた。
やりたくなかった。
3人の姿を焼き付けておこうと心した。
たった一度だけの「武道館」追加公演、
その一度だけでも参戦することができたことに、
感謝したく、
それには、3人を見つめることが最もふさわしいと思ったし、
素直にそうしたかったからだ。
じっくりとしみじみと、かみしめた2曲。
(この画像、貼り付ける場所が違いますが、
ラストにふさわしいということで、一応)