全国通訳案内士(英語・ドイツ語)
英語・ドイツ語コーチの
下野尚紀です。
【ネタバレあり。ご注意下さい!】
『ビッグバン☆セオリー』シーズン1 第1話
活躍する動詞① TRIP
動詞の意外な意味や使い方をドラマから
ピックアップしてみます。今回は、tripという
動詞です。「旅行をする」はスグに
思いつきますが、実はこんな使い方も…。
シェルドンのセリフです。階段、一段の
段差について話しています。
Sheldon: If the height of a single step
is off by as little as two millimeters,
most people will trip.
(字幕)1段の高さが2ミリ違えばつまずく
(直訳風)もし階段の段差がわずか2ミリ
低ければ、ほとんどの人がつまずきます。
Leonard: I don't care. Two millimeters?
That doesn't seem right.
(字幕)どうでもいい 2ミリで? ウソだ
(直訳風)私は気にしません。2ミリ?
それはおかしいです。
そう、tripには「つまずく」という意味も
あるのですね。
tripの「本来の意味は、軽やかな足取りで、
速い足どりから派生して、つまずき」と
『英語語義語源辞典』(三省堂)に説明が
あります。
Lee Childの小説Jack Reacherシリーズ
にも、”Tripwire“というタイトルの作品が
あります。
これは「わな;仕掛け線(ワイヤ)」
(触れたり踏みつけたりすると地雷などが
爆発する仕掛けのワイヤです。)
意外な意味を知るのは楽しいですね。
では、今日も良い一日を!
Have a nice day!