全国通訳案内士(英語・ドイツ語)
英語・ドイツ語コーチの
下野尚紀です。
英検1級を目指すあなたへ。
今年の二次試験は8月23日。あと7週間
を切りましたね。
この準備期間を最大限活かして
準備勉強をしていきたいところです。
英検1級は合格率10%前後の難関
ですが、競争試験ではないのでツボを
押さえて着実に準備をすれば合格
ライン突破も決して夢ではありません。
ここで7回にわたり合格へのツボを
書いていきたいと思います。
各回のテーマは以下の通りです。
1.英検二次試験面接の本質は
コミュニケーション
2.スピーチ構成方法
3.スピーチコンテンツのツボ
4.スピーチの英語力
5.スピーチをする姿勢
6.では、どんなトレーニングを
したらいいの?
7.体験談などのメッセージ
それでは、早速、初回の
1.英検二次試験面接の本質は
コミュニケーション
を始めていきましょう。
さて、英語も日本語もコミュケーション
のツールなどと言われますが
コミュニケーションとは一体
何なのか、ここからスタートして
みたいと思います。
図「コミュニケーションの構造」を
ご覧下さい。
ここには①から⑤の順序で
コミュニケーションの流れを
描いています。
① 英語で話す(相手)
② 聞く
③ 理解する
④ 考える
⑤ 英語で話す(自分)
プロセス①から⑤で相手の話を
聞いて自分が返答するという
コミュケーションが成立します。
会話とはこの①から⑤のプロセス
が繰返されていることです。
このプロセスを一つ一つ見て
みますと、②(英語を)聞く
は特に英語力が必要となります。
英語→日本語にする力ですね。
③理解するは、日本語にして
初めて理解が及ぶということ
になると思いますので、英語力
よりも理解力が重要になってきます。
④考えるについても、思考は
日本語で行っていると思います。
(バイリンガルの方はどちらの
言語でも考えることができると
思いますが。)
また、⑤英語で話す(自分)も
特に英語力が必要となります。
日本語→英語にする力ですね。
図の中、A.特に英語力が必要な
領域と
B. 日本語・英語・論理思考が
必要な領域が重なっている部分は、
英語→日本語、日本語→英語の
変換が必要な部分です。
それでは、二次試験のスピーチに
特に必要とされるのは何でしょうか?
スピーチを組み立てる論理的思考
(④考える)と
英語のスピーキング力
(⑤英語で話す(自分))です。
すなわち、この2つのプロセスを
集中的に鍛え、準備することで
効率を最大化した勉強ができ
合格へ近づくのです。
次回から、その具体的な準備方法
や勉強のツボについてお話して
いきたいと思います。
では、今日も良い一日を!
Have a nice day!