語・ドイツ語 通訳案内士、コーチ
の下野尚紀です。
英語の特徴は何ですか?
と聞かれたならば、
「数にこだわる」こと
です、と答えたいです。
(他にも色々ありますが…。)
英語に比べて文法的に数へのこだわり
が少ない日本語の話し手が英語を話す
とき、数を意識することによってより
英語らしく響くと思います。
まず、英語の単語には複数形
があります。
そして、動詞も主語の数
に合わせて変化します。
英語を話す人の頭の中の
イメージは明確に数が
意識されていると思われ
ます。
例えば、ジャズの
スタンダード曲
“All of me”の歌詞を
見てみましょう。
All of me
(Written by Gerald Marks and
Seymour Simons)
All of me, why not take
all of me?
Can’t you see I’m no good
without you?
Take my lips, I want lose
them.
Take my arms, I’ll never
use them.
Your goodbye left me with
eyes that cry.
…
あなたは私のハートを
持って行った。去って行くの
ならハートだけじゃなく
私の全て(all of me)を
持って行って欲しいと
いうラブソングです。
歌詞の中、
Take my lipsがあります。
複数形です。
これ、lipだと上の唇か
下の唇かのどっちかな
と考えてしまします。
Take my armsは
複数形なので、両腕なんだ
とイメージできます。
armsだとどちらかの腕
一本になりますね。
それから、
Your goodbye left me
with my eyes that cry.
これもeyes 両目に涙
というイメージがつかめます。
lip, arm, eyeどれも日本語
では普通複数形は使いません
よね。
ところが英語では、数の使い分け
でイメージをより明確に
しています。
英語を話したり歌を歌ったり
する時、複数形のsをないがしろに
して発音しなかったりする
ことがあるかも知れません。
でもそれでは、本来、文章や歌詞
が表現しているイメージが
正確に伝わらなくなって
しまいます。
フランク・シナトラさんも
しっかりsを発音しています。
(対訳付きです。)
という訳で、All of me を歌う
時には、きっちり 複数形のs
を発音しましょう!
そして話す時にも複数形を
意識しましょう。
グンと英語らしく響くように
なってきますよ!
では、今日はこの辺で。
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「ドイツ語」
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