暖かい車内から、都会とは違う沢山の緑と、見たこともない鳥が飛び立つ景色が見える。
歩いたら随分かかりそうな幅広の川に橋が架かっており、その上を通過している最中だった。
「次は、2人で…ね?」
返事をする間もなく、待合せ場所に到着し、そこにはいつもの顔ぶれが揃っている。
「やっときたよーこいつら!」
「ささ、買出しにいくよー」
皆、今日のお昼の為の肉やら野菜やらを手に入れるべく、大型スーパーへ飲み込まれて行った。置いていかれないように小走りで追いかける。
それぞれの担当食材を手に入れると、思い思いにお菓子、果物、飲み物なんかをカゴに放り込んだ。
彼は、その後ろからマイペースに歩いていた。
その姿を見て、何故かほっとしている自分がいた。
