やましたひでこさんの本です。

 この本を読んで、口紅を断捨離しました。といっても、ちびた口紅ばかりで、いつ捨ててもいいようなものだったんですけど。

 もともとアトピーがあって、お化粧が苦手です。それで、貧困世帯なので、ちびた口紅をリップブラシでちまちまととって使っていました。
 
 そのうち、それをやるのが面倒臭くなって、口紅を塗らなくなりました。

 新しい口紅を買おうかな、と思っても、まだ完全になくなっていない口紅があるのだし…

 そんな感じで、ずっと新しい口紅を買えないでいました。

 この本を読んで、色つきリップを使ってみたらいいのでは?と思い立ち、試しに使ってみたら、お化粧がとっても楽になりました。

 化粧って、化けるためのものだから、人前でやるのはマナー違反なんですよね。

 色つきリップだったら、そういうことがらが、ぎりぎりセーフなのではないか、と。

 だって、リップクリームだもーん。

 リップクリームは生協のレジ横で、適当に選んだメーカー品です。

 お化粧は、眉毛と色つきリップだけです。

 お化粧は女性のマナー、常識、と考えている人から見れば、とんでもないのでしょうが…。

 女性のマナーって、そもそも、なんなんでしょうか。

 ハイヒールの着用義務と同じで、疑問です。

 女性のマナーよね、という一言で、女性性に苦しんでいる人たちの心を、傷つけているとは思わないのかな。

 「私はそうしたから、そうする。でも、あなたにそれは強制しない。」

 というのが、大人のマナーだと思います。