辻仁成さん、

大好きなんですよ、僕。。

何を隠そう、

生まれて初めてお金を払って行ったライブは

「エコーズ」

そう、辻さんのバンドなんです。。


エコーズの歌、


詩がすごくキレイで大好きだった。


そんな

詩の世界が描かれているな~と思ったのが



辻仁成さんの小説を

イ・ジェハン監督が映像化した


「サヨナライツカ」



冒頭の詩が


キレイな映像に仕上がっていた。



『いつも人はサヨナラを用意しなければならない


孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい


愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある


どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

愛なんか季節のようなもの

ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ


サヨナライツカ


永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

人間は死ぬとき、


愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる


私はきっと愛したことを思い出す  』



求めてはいけないとわかっていても

人はつい求めてしまう

はかない生き物


そして

愛すらも

見る角度で見え方が変わってしまう。



冒頭の詩が

誰に書かれたかを考えると、


この作品はさらに味わい深い



あなたは


どちらですか?