自称「サッカー馬鹿」なわたくし

サッカーのこと書きたくてウズウズしていたので

今年のサッカーで一番大きかったこと、書いてしまいます!


しかし

レアルファンの僕としては

この夏の移籍シーズンはもう大変です!


C・ロナウド、カカ、ベンゼマが加入するわけですからね…

さらには

ひょっとしたら

リベリとかD・シルバとかシャビ・アロンソとかのうちの誰かも来ちゃうんですかね…


それと同時に

偉大なるキャプテン”7”ラウールがどこで使われるのかを

心配してしまったりする僕です。。



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さてさて、

2008-09シーズンは

バルサの3冠という偉業が際立ったシーズンでしたが


僕の心の中では

一番大きなことは


野地将年のブログ 「nojjy’s Today」

偉大なるレジェンド

「パオロ・マルディーニ」の引退なのです!!


金にまみれ

移籍を繰り返す

現在のサッカー界において


クラブ一筋

25年

全人生をひとつのチームに捧げることは


現代の騎士道さながらの

「奇跡」なのです!




ましてや

パオロ・マルディーニは


おそらく

サッカー選手の間では

悪く言うひとなどは

地球上でひとりたりともいるはずがないほどの

人格者として知られる

理想のリーダーを地で行く人物。


まさに

生ける伝説(レジェンド)なのです。。



あのベッカムも

今シーズンミランにレンタル移籍した経緯として

「マルディーニとプレーしたい!」

ということをあげていました。



25年間

信念を一度も曲げずに


ミランの旗頭(バンディエラ)として

キャプテンとして

もちろんイタリア代表時代はイタリアのキャプテンとして


その背中で

そのプレーで

人々を魅了した

真の「キャプテン」

パオロ・マルディーニ。。


41歳ですよ!

41歳まで超トップチームのレギュラーを張りつづけたんです。。


こんな選手

もう表れることはないのではないでしょうか…


本当に

引退が惜しまれます。。


またひとつの星が

サッカー界から去ったわけなんですが…








全ての人生を

全ての忠誠心を

クラブに捧げた


マルディーニの


ホームでのラストゲーム。


902試合の公式戦を戦い

イタリアサッカーの偉大なる歴史にその名を残し

理想のキャプテンとして尊敬されている

マルディーニ


対戦相手の選手でさえ

全員がユニホームの上から

「ありがとうマルディーニ!」というTシャツを着て

マルディーニを迎えました。


本来なら

全員のスタンディングオベーションのなかで

大合唱がおき

歓喜のセレモニーがおきるべき


偉大なる人物の幕引きとなる


ホームでの

ラストゲームにおいて、、、、、


試合後の

祝福を受けながらの

ラストランの途中



ありえないことがおきました







本当に

本当に

本当に


残念なことがあったのです。。。。




一部のエリアに

巨大な

中傷の横断幕がふたつかかげられ


ラストランのなか

罵声を浴びたのです…



その場は

笑顔で

走り抜けた

マルディーニでしたが



試合直後に予定されていた

記者会見と

テレビ出演をすべてキャンセルし

自宅へ帰ってしまったことからも


その

失意の大きさが伝わってきます…




ありえますか!?


日本で言えば


ミスター巨人軍の長嶋茂雄の引退式で

中傷の横断幕や罵声が飛んだようなもんなんですよ!



絶対に

あってはならないことが


おこってしまったのです…



本当に

本当に


残念でしかたありません…





偉大なるキャプテンは



チームをうまく軌道にのせることのできなかった当時の監督を

暴走するウルトラス(過激派のサポーター)が

中傷したときも

チームのキャプテンとして

監督を擁護する立場を貫きました。


2005年チャンピオンズリーグ決勝では

3-0とリードしておきながらPKの末に逆転負けを喫し

「イスタンブールの悲劇」とも呼ばれることになった

屈辱の敗戦の際も


ウルトラスから

「どの面下げて家に帰るんだよ!?謝れ!!!」と罵声を浴びながら

帰路のバスにのる際も


チームメイトを守るため


全力で戦った戦士が負けたからと言って

「なぜ謝る必要があるんだ!」という姿勢を変えなかったキャプテン。


ウルトラスに頭を下げないキャプテンは


次第に

「お前のギャラは俺達の入場料から入っているんだぞ!」

などと罵られたりしたのでした。


現実世界で

信念をまげないで生きることは

マルディーニでさえ

難しんです…



そんなことがあっても


「後悔はなにもない」と言い切る


真のキャプテンだった


パオロ・マルディーニ。


その姿は

地球上のサッカーファンの

脳裏に

深く刻まれ

その功績は

サッカーの歴史に

しかと刻まれました。



偉大なるキャプテン、

パオロ・マルディーニの

本当のラストゲームは


アウェーとなりましたが


敵地でありながら


暖かな惜別の

大きな拍手につつまれたことは

言うまでもありません。。