レアルマドリッド対バレンシア!


非常に興味深い一戦!

ともに、リーガエスパニョーラでは屈指のタレントを揃えた両チーム!

バルセロナの牙城を崩せるのは戦力値ではこの両チームしかありえないでしょう。

僕はレアルファンなのです。

近年は不調のレアル。

モリエンテスラウールがツートップを組み、フェルナンドイエロがキャプテンだった頃、レアルは輝いていました。


その親友同士のモリエンテスラウールが対戦?

モリエンテスは怪我のようで出ませんでした。


レアルを追い出されたモナコでモリエンテス
翌年、チャンピオンズリーグでリベンジしました。

古巣レアルゴールにシュートを叩き込み、

チャンピオンズリーグ得点王になりました。

そのモリエンテスリーガでもリベンジしてしまうのか?と楽しみにしてたのですが…


モリエンテスは応援してます。レアルの下部からの選手ですから。


近年を振り返ると…

ペレス会長になってから、銀河系政策がとられ、フィーゴ、ジダンまでは良かった。

が、ロナウド、となったとき、ひずみが生まれました。

ロナウドにはじき出されるモリエンテス

モリエンテスをかばうため、いや、スペイン代表のことも考えて、

イエロはフロントに対して、チームメイトの声を代表してキャプテンとして抗議したのです。

ロナウドの獲得に対して。

それに対しチームのフロントは


優勝した次の日にスペイン代表、レアル双方での偉大なるキャプテン、イエロと優勝監督デルボスケを切るという冷酷な決断をしました。


その日から、レアルの没落は始まったと、僕は感じています。


最もチームを愛していたレジェンドを、チームを愛するハートを失ったのです。

それ以後、チームのために精神を捧げる選手が報われないチームになってしまいました。

それでも黄金期のジダンがいました。ジダンが奏でるマジック。ロナウドも怪我をしなければ、点を取っていたので良かった。

銀河系はジダンのおかげで、美しいサッカーを見せていたのです。

そして最悪の決断を下したレアル。

マケレレの放出

ジダンが輝けたのもフランス代表と同じくマケレレがディフェンスをジダンの分もがんばっていたからなのです。

たった一人で銀河系のチームのバランスをとっていたマケレレ

サッカーがわかる人なら

誰もがわかることでした。レアルの心臓マケレレだったのです。

マケレレは契約更新の際に、プロとして年棒のアップを要求しました。

世界最高のボランチに成長したマケレレ。

いくらなんでも自分の年棒が他の選手の10分の1ってのはないんじゃない?

あらゆる評論家にレアルのMVPはマケレレと評価されているのに、

せめて、5分の1くらいにしてくれない?

実はこの年棒2-3億円をケチったことで

レアルはその後、数百億円の損失をこうむってしまったのではないでしょうか…

ベッカムに50億使うなら、マケレレに年棒払えばよかったのに

10倍のギャラを提示したチェルシーに移籍したのはしかたなかったのですが…

マケレレを獲得したチェルシー躍進したのは言うまでもありません。

代表にジダンとともに復帰し、予選敗退しそうだったフランスを先のワールドカップの準優勝まで導いたマケレレ。

マーケティング価値ではなく、選手としての価値で考えれば誰がどう考えてももっと評価されてよかったのに。

それはさておき、マケレレが去り、ベッカムが来ました。

もう、終りですよ。


ちょっとベッカムが気の毒にも思われます。

人気先行のベッカムですが、プレーを見る限りでは、誰よりもがんばって走ってました

銀河系メンバーではがんばって走るのはラウールとベッカムだけなんで、

ハートも評価する僕からみると、気の毒です。


がんばってボランチをやらされたり、

しまいには最近はレギュラーから外されて…


レアルに来なければ良かったのにね。


サッカー選手として商業主義の犠牲を受けちゃいますが、

それ以上に稼いでいるから、やっぱ同情はやめましょう。


昨年のサッカー選手の収入、ベッカムは2位でした。1位はロナウジーニョ。

ベッカムが世界で2番目に優れた選手でないわけですから。


お金でいえば、日本の中田も商業主義の波に飲まれてしまったのかもしれません。

一昨年のサッカー選手の収入ランキングトップテン入りですよ!


しかし値段からすると世界のトップレベルの活躍をしなくては、

イタリアやイングランドでは納得してもらえません。

たぶん、どのチームでも主力としてチームを牽引し、年間10点以上は取らないと

批判されちゃうんでしょう。外国人助っ人としてチームに招かれてるわけですから

。そのプレッシャーは想像を絶します。

その結果が20代での引退につながったのかもしれません。ちょっと気の毒です。

サッカーの商業化、選手を犠牲にしてしまってます。


それはさておき

残念ながら。近代サッカーではディフェンスしない選手はせいぜい1~多くて2人しか配置できないでしょう。いや、本当は一人でしょう。万一ディフェンスをしないのであれば、

ジダンや、ロナウジーニョのレベルで攻撃に貢献しなくてはなりません。

銀河系レアルはバランスが取れるわけがありません。

レアルとスペインの守護神、GKカシージャス

マドリッドでは「聖なる」カシージャスと呼ばれてます。


昨年の契約更新の際は世界最高峰のGKである実力からすると

本来の評価額の20分の1くらいの年棒でレアルのためにプレーしていたのです。

あらゆるチームが10倍ギャラで獲得を打診しても、レアルを去らなかったカシージャス。

ザルのようなDFの中、シュートの雨あられ状態のなかで、

奇跡のセーブを毎試合何度もし続け孤軍奮闘のカシージャス。

ふがいないチームはしまいには、「カシージャスと愉快な仲間たち」なんていわれる始末。

監督がどんどん変わる。

迷走したここ3-4年

今年こそ!!

という体制が整いつつあります。

しかし、僕は1年は温かい目で見てあげる必要があると思っています。

レアルのハートをもっている選手は、レギュラーではグティ、ラウール、カシージャスだけです。

(サルガドの怪我が治り、レギュラーに返り咲ければ

サルガドも含みますが…)


ここ最近のレアルの流れをちょっと書いただけで

こんなに長くなってしまいました…


試合のことまったく書いてない…

2チームともこの試合に関しては

機能してなかったです。

ラウールが調子を上げているのが嬉しいですが、

バレンシアはモリエンテスとビジャのツートップで望まなければ、点は取れないでしょう。

アングロは絶好調のはずが、この日は外しすぎでした。

はい。

現在のレアルについてはまたの機会にします!