首都圏の緊急事態宣言はやっと解除されましたが、コロナの感染者数は下げ止まり、第4波も懸念される状況です。
大手を振って県外の神社にお詣りに行けない状況は、まだしばらく続きそうですが、これ以上コロナを拡大させないため、もう少し頑張りましょう。
今回は、千葉県鴨川市にある「天津神明宮(あまつしんめいぐう)」を静かに参拝しました。

 

所在地は、千葉県鴨川市天津という場所です。

電車でアクセスするのであれば、最寄り駅はJR外房線の安房天津駅になります。

 

一の鳥居からJR外房線の線路をくぐると、真っすぐの参道が見えてきました。

 

二の鳥居をくぐってさらに参道を進みます。

 

この神社は、鎌倉幕府を開いた源頼朝が石橋山の戦に敗れて安房の地に逃れてきた際、源氏の再興を伊勢神宮に祈願され、みごと成就されたことにより、この地に伊勢より神霊を勧請したのが起源だそうです。

 

最後の鳥居、白い鳥居が素敵です。
この神社は「房州伊勢の宮」と呼ばれているそうです。

 

参道の奥に御社殿がありました。

御祭神は
  天照皇大神(あまてらすのおおかみ)
  豊受大神(とようけのおおかみ)
  八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
  大山祇大神(おおやまずみのおおかみ)

など七柱の神様が合祀されています。
 

御社殿には、

  田舎の宮司の一言みくじ

なるものがありました。

 

おみくじを引いてみると

  さらに さらに

の文字が・・・

コロナの終息までもう少し頑張れ、ってことですかね。

 

御社殿には宮司さんの心がこもった御神訓があります。

毎月変わるようで、今回(2月)は

  春は来る 必ず来る 祈り明るく

という素敵な言葉でした。

コロナに負けずに頑張りましょう。

 

御社殿に向かって右側には、山に向かう参道と鳥居があります。

ここを登っていくと、諾冉神社(なぎなみじんじゃ)があるそうです。

せっかくですので、登ってみましょう。

 

諾冉神社の御祭神は
  伊邪那岐大神(いざなぎ)
  伊邪那美大神(いざなみ)
のニ柱です。

 

10分くらいで、山頂の諾冉神社に到着しますが、途中は結構な登り坂です。

 

上り坂の途中には、御神木とされる「鹿の木」がありました。

どこが鹿か、わかりましたか。

 

この角度ではどうでしょう。

森の中で、静かに草を食んでいる鹿の頭が見えましたか。

 

途中に「頂上まで百段」の文字がありました。

残りはもう少しです。

 

最後の百段は、階段の角度がかなりきついですね。

 

険しい登山道を登りきると、そこには小さな御社、諾冉神社が御鎮座されていました。
 

諾冉神社の裏側からは、天津の町並と太平洋を望むことができました。

 

御朱印帳は、昇る朝日をイメージするような綺麗な表紙ですね。

 

御朱印はシンプルで、印だけです。

たしか伊勢神宮の内宮や外宮、出雲大社なども同じく印だけでしたね。

 

諾冉神社の御朱印もいただきました。

 

御朱印と一緒に宮司さんの一言書きもいただきました。

この時は

  一笑万福(いっしょうまんぷく)

と書かれていました。

ひとつの笑みは萬の福を呼ぶって意味でしょうか、素晴らしいことばですね。