神社巡りの3社目は、「冨士山下宮小室浅間神社」です。

富士吉田市内、下吉田地区の街中にあります。

 

正式な名前は、「小室浅間神社(おむろせんげんじんじゃ)」のようです。昔は「冨士山下宮」と呼ばれていたようですが、具体的に上宮は存在せず、なぜ下宮と呼ばれていたのかは諸説あるらしいです。

 

鳥居をくぐると参道脇には、縁結びの御神木がありました。

 

参道の桜の木にハート形のこぶがでています。

参拝の方が、このこぶを見つけて宮司さんに連絡したところ、御縁に思って「縁結びの御神木」としたとのことです。

 

街中ですが、境内は広くて馬場もあります。

 

参道脇の狛犬です。

いつ頃作ったものなのか、わかりませんが、とってもユニークな顔をした狛犬です。

 

住宅街の中にありますが、境内は木々が生い茂り、静寂な空気に包まれていました。

 

手水舎も大きくて立派です。

 

社殿は落ち着いた雰囲気。

ご祭神は、当然「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」で、木花咲耶姫の御朱印帳もあります。

 

社殿の脇には、大きな桂の御神木があり、

  護良(もりよし)親王古跡

の標柱がありました。

南北朝時代、後醍醐天皇の皇子「護良親王」が鎌倉で討たれた後、その首を側室の雛鶴姫が持って落ち延び、この桂の木の根元に葬ったとのエピソードから、桂の木の根元に鎮座する大塔宮(おうとうみや)社は、雛鶴姫の愛情で縁結びの御神徳があります。

また、この桂の葉はハート形をしており、御朱印帳などに挟んでおくとご利益があるといわれているようです。

 

日本庭園のような場所もあります。

また写真にはありませんが、社殿の裏側では、むきだしになった富士山溶岩流を見ることができます。

 

この神社の境内には、馬場があり、流鏑馬(やぶさめ)は、けっこう有名なようです。

その流鏑馬に出るのでしょうか、数頭の神馬が、馬場でのんびりとひなたぼっこをしていました。

 

通常の御朱印ですが、3月なので、桜にひな祭りの印が押してあります。

一番下の富士山の印は、黄色でちょっと見ずらいですね。

 

3月20日から22日までの「春分祭」の限定御朱印です。

富士山の印の色遣いは、早春らしくていいですね。

社殿の印がもう少し大きければ、よかったですね。

 

護良親王の古跡がある大塔宮社の御朱印です。

御朱印にある、桂の木の葉形を模ったハート形の印が可愛いですね。

雛鶴姫のエピソードとともに縁結びの御神徳で人気があるようです。