皆さん、こんにちは。
いつも本当にありがとう。 

武田知樹君は、県立岐阜高校出身。
北大・総合入試文系に現役で合格しました。

夏まで部活に全力でとりくみ、急速に力をつけていった一人。
共通テストで少し失敗してしまいましたが、とても強い頭の持ち主です。
 

​​​​​​モノカルチャー受験は避けるべし!


あれは忘れもしない3年前、学校の実力テストの返却のことです。

初めて出た学年順位で、数学で10位内に入ったことが自信になり、それ以来、数学だけで東大に合格しようと考えるようになりました。

数学のモノカルチャー受験です。

 

この体験記は、ぜひ僕のように数強英弱の文系に読んでもらいたいです。

はっきり言って、この作戦は無謀です。

今すぐに英語の勉強をしてください。

僕は秋の東大実戦で、数学の偏差値が70を超えましたが、それでもC判定にとどまりました。

 

英語の配点が大きいため、数学でそれを巻き返すことは、よほどの天才じゃないと困難です。

例えば、もし英語80点・数学120点だったとしたら、数学モノカルチャーは可能かもしれません。

しかし、東大英語120点ですから、これから逃れることはできないのです。

 

では、社会で差をつければいいのではないかと考えるでしょう。

僕もそう思いましたが、これも困難なのです。

教科の性質上、10点の差くらいしかつくれないからです。

 

あなたのトータルの点数で、どのように合格点を超えるかをよく考えてください。

現時点での学力や残り時間をしっかりと自己分析した上で、自分の勉強を進めていくべきです。

ここから僕の勉強したことについて書きますが、真似をする必要は全くありません。

あくまで一例です。

 勉強全般 
得意科目は数学・日本史、苦手科目は英語でした。

計画を立てても思うように進まず、結局無計画のまま勉強して時間に追われるような日々でした。

共通テスト直後に北大に志望を変更しましたが、ほとんどの期間は東大を目指していたので、その過程を振り返ってみようと思います。

 英 語 
苦手でした。

偏差値40〜50くらいを上下し続けていました。

その原因は明らかに基本である単語や文法を疎かにしたことでした。

 

加えて、わからない単語や構造に出会った時に、すぐに答えで確認してしまい、ほとんど思考の時間を確保していませんでした

これに気づいたのが高3の夏あたりで、そこから思考停止にならないように努めましたが、これまでの蓄積が全くなかったこともあり、うまくいきませんでした。

 数 学 
かなり得意でした。

一通りの学習を早期に終了し、学校や塾での授業を通じて演習を繰り返しました。

その中でも特に「整数」の勉強時間を多めに確保しました。

なぜならこの分野が、最も入試本番のパフォーマンスを左右しやすいからです。

 

例えば、「微積」の分野では、(文系の場合)微分して増減表を書いて面積を求めるといった、別解の存在しない解答を書くことになります。

特に考えることがなく、練習すれば誰でもできるようになる分野だと思います。

それに対して「整数」は、20分考えたけど全くわからなかったものが、21分後に急に方針が見えてくるといったことが平然と起こる分野です。

このように、わからなかったものがわかるようになる積み重ねによって、数学の実力は向上していくものだと思います。


ただし、試験の時は得点の最大化を図るため、微積などの問題を優先して解き、「整数」の問題は適度に諦めることも重要です。

あくまで、普段の勉強の際に「整数」の勉強に時間をかけたということです。

 国 語 
普通。

現代文は東大の過去問のみをやりました。

復習の際はさまざまな解答例が存在するので、それらを比較検討する作業をしていました。

古典は早期完成が重要だと思います。

 世界史 
普通。

世界史は暗記科目の性格が強いので、腰を据えて取り組みました。

その際、自ら問いを立てながら教科書を読み進めました。

 日本史 
得意でした。

大船に乗りましょう。

野島先生の授業についていけばいいと思います。

朝日カルチャーセンターの講座はほぼ全て受けており、東大教室一橋大教室に重複して参加していました。

 

オンラインでの講義になるので、予習の時間が十分に確保できなかった際は、zoomには参加せず、しっかり答案をつくった上でアーカイブ動画を視聴するなど、予習での思考の時間を十分確保することに努めていました。

また、東大教室実戦演習では大阪のライブ授業にも参加したことがあります。

大阪のライブ授業は少人数指導で、野島先生との距離がとても近かったです。


これらの野島先生の授業で必要となるのが『詳説日本史ガイドブック 上・下』という参考書です。

これなくして、東大日本史に太刀打ちできる人が果たしているのだろうか、と思ってしまうほど、この参考書は良書です。

東大志望の友人らも、ほぼ全員が『詳説日本史ガイドブック』をもっていました。

何度も読むことで、実力がつくとともに自信にもつながってきます。

 野島先生について 
東大日本史は予備校や過去問によって答えがまちまちで、独学することは困難です。

野島先生の授業は非常に濃密で、有効な授業でした。

 

テキストは、過去50年の東大日本史の過去問や、先生が作成してきたオリジナル問題の中から、とりわけ重要な問題が抽出されたもので重宝していました。

これらの問題をとことん考え抜くことで、実力が身についていくと思います。

 

日本史への愛が感じられる、とても興味深い授業で、授業後に配布される先生の解答例はどれも圧倒的なレベルでした。

固有名詞にこだわるよりも、解答の論理関係を重視する姿勢は、もはや日本史だけにとどまらず、全教科につながる共通のものなのだと痛感させられました。

 受験を終えて 
僕は志望校を下げる道を選びましたが、最後まで東大を目指してもよかったかもしれません。

僕は水泳部に所属していましたが、その同級生13人のうち、高3の最初の時点では8人が東大志望でした。

しかしそのうち本当に東大に願書を提出したのはたったの4人です。

それだけ東大は受験するだけでもすごいことですし、みんな違って、みんないいと思います。

 

なるべく後悔の少ない道を選択して、みなさんそれぞれの志望を実現していってください。

応援しています。

 

 

四角グリーン新年度けて四角グリーン

2024年度入試に向けて、

すでに多くのヒトが

走りはじめていると思います。

来年度もやります。

 

 東大教室・一橋大教室 

 オリエンテーション 

2023/3/31

 

 東大教室① 
 古代・中世史の探求 

 

 一橋大教室① 
 前近代史の探求 

 

四角グリーン学研プライムゼミ四角グリーン

映像講座

次の講座を開講しています。

まず、難関大日本史講座で

通史の学習を。

早めに全体像の掌握する、

これが勝利の鉄則です。下差し

 

 一橋大日本史開講開始! 

★一橋大教室(朝日カル)・

一橋大日本史・実戦ユニット(プライムゼミ)は

いずれも演習講座ですが、

両者はあつかう演習問題

(過去問+予想オリジナル問題)が

すべて異なります。

 

四角グリーングラサン日本史note四角グリーン

学習教材

「東大日本史過去問題集」や

京大対策1~3、

一橋大対策1~8などを

公開しています。

戦略的に活用を下差し

 

四角グリーン学習まんが 日本の歴史四角グリーン

 2021年6月15日 コンパクト版刊行 

 

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