児玉清 著 負けるのは美しく

児玉清さんのエッセイ、「負けるのは美しく」を読んでみました。

児玉さんといえば、私の印象ではアタック２５の司会者、のイメージと、
ドラマで見る、ダンディーな役どころが印象的でした。
テレビでの児玉さんしか存じませんが、知的で、「紳士」という言葉がぴったりの方でしたね。



児玉さんは、独文科を卒業後、東宝ニューフェイス13期生として映画デビューされ、
その後、多数のテレビ番組に出演、クイズ番組の司会や、書評家としてもご活躍されました。

オーディションを受けたきっかけ、俳優業を続けようと決心したきっかけ、ともに、
あまりに意外なことで、びっくりしたのと同時に、
この仕事が、自分の天職と感じられるかどうかは、その入り口では測れないな、
と、改めて感じました。

児玉さんの生き様が感じられる1冊です。
生き様が感じられる生きかた、仕事のしかたに、とても共感が持てました。
お亡くなりになってしまい残念です。
ご冥福をお祈りいたします。