シロウトが東京オペラシティで!! | 元気がいちばん

元気がいちばん

2009年、乳がんの手術。
2020年、術後検診卒業。

2021年末、まさかの卵巣がん発覚
2022年2月、手術。
病理検査では、幸い転移再発のリスクは低いものでしたが、経過を残しておきます。
あとは、その他日常のこと。

6月30日

合唱未経験の私が、

日本フィル

錦織さんさんはじめ、

プロのソリストたちと!

藤岡マエストロ

の指揮で!

東京オペラシティ

の舞台に立ちました!


病院のロビーで

見つけたチラシ


参加資格は、

がん患者・経験者、

その家族、

がん治療の医療従事者。

もちろん私のカテゴリーは

がん患者・経験者です。

初心者歓迎で

どの練習場所にも

行きやすかったので、

えいやっ!と

申し込みました


2月から5ヶ月間、

ほぼ毎週、金曜の夜に、

練習に通いました。


合唱の旋律は、一部しか

知らなかったし

なかなか暗譜できず

ドイツ語も難しく、

舌が回りませんでした。


途中で母の逝去や、

風邪を引いて喉を痛めて、

休むこともありましたが

先生方の、

準備運動、発声練習から、

歌いかただけでなく、

曲の背景の解説も含む、

丁寧な指導に

楽しく助けられ、

周りの人たちに、

練習用のアプリを

教えてもらったり、

経験者の話を聞いたり、

最後まで、楽しく充実した

練習でした。


実は最後まで、ちゃんと

歌えてないところが

一ヶ所残ってましたが、

本番が、今までで一番

うまく歌えたと思います。


オペラシティの

コンサートホール、

何度か客席に座ったことは

ありますが、

何の音楽活動もしていない

自分が舞台に立つなんて。

本当に貴重な体験を

させて頂きました。


団員150人のうち8割が、

がん患者・経験者で、

たしか3割くらいが

合唱初心者🔰だったと思います。

でも、

みっちり練習した努力と、

オーケストラと

ソリストさんたちに

(間近に聞けて感激!)

引っ張られ

マエストロにくらいつき、

練習時より数段上の、

力を出すことができたと

信じています。

そして、素晴らしいホールの

威力は絶大で、

さらに迫力ある歌声を

響き渡らせることが

できました。


プログラムです。

最初は、

がん患者だけど、

こんな面白いことできるぞ、

くらいのノリだったけど、

私よりずっと大変な

治療を乗り越えて、

命を繋いだかたが

たくさんいて、

そういう人たちと、

心を一つにして

思い切り歌いました。

聴いた方々に何かを

届けられたなら、

頑張った甲斐があったと

いうものです。

実際、お客様が「感動した」

と、言ってたのが

聞こえたので、よかった!


終わって3日めですが、

頭の中は、リピート練習が

止まらないです。


これから歌うのに
はしゃぐ私たち(笑)

新しい出会もあり、
充実の5ヶ月が、
さらに続いていきます。