たとえば文通をするとする
だれだかわからないけど、とりあえず女の子と
そのことは親しすぎてはいけないし、結構距離のあるかんじで
だからたとえば、夢の中とかで会えばいい
別にネットとかで知り合うかんじでもいいんだけど
夢とかの方がロマンというか、わからない部分が多くていいしさ
それでまあ話すことはフワフワってかんじね
内容は無いんだけども、いつも考えてるようなことをね、話すわけさ
彼女はわりかししっかり考えてくれたりして
そうすると僕もなんかこう無責任な感じがしてね
ちょっとかんがえはじめたりするんだ
でもそれがだんだん面倒になってくんだね
人間なんてさ、とか大層ないいかただけど、まあ僕ってさ
そんな奴だから、みたいな
それがもう彼女との文通のないようなんだけど

てかさ、ぜんぜん話し違うんだけどテクノロジーって素敵だよね
こう、ね
僕を助けてくれるってかさ
それのおかげでなんとか形保ってられるかんじ
ここに住んでるともうなんかだめになるからさ
だめってのはつまり溶けちゃうってことね
一人にならないと浸透圧的な何かにやられちゃうわけさ、僕って
だんだんこうやってでまかせの言葉ならべるのも疲れてきて
そうするともう僕とかって有機物以下の存在に成り下がるわけだ
それからどうなるかって、寝るよね。
少し話したいことがある
僕はいったい何のために生きてて
表現することっていったいどういうことなのか
どうして僕の中は今、からっぽなのかって
そういうことを
だれも答えてはくれないんだけど
そういうことを話すための友人や場所って
なんかこう、嘘くさくて
言っててよくわかんなくなってくるんだけど
まあいいたいのはね、
これからどうしたらいいかって
そういうこと。
最近ウチが別の家みたいなニオイなんだけど
あなた何か知ってる?
そういって階段を上ろうとするあなたは
直前で何か思い出したように洗面所へ行先を変える

階段の窓から降る光の中を上るあなたを
綺麗なものを、美しいものを見ようとして眺めていた僕は
いつもそうやって裏切られるんだ