挫折の瞬間はいつも辛い
身体の底から溢れ出す涙と言葉が
僕たちの世界を水浸しにする
こぽこぽと僕の中から空気が抜けてゆく
そうして空いた穴ぼこに
組織液が満ちていく
そうして泣いた僕たちは
一つにならなくとも通じていく
薄弱光線の射し込む麻酔液の中を
大人になりきらないまま
泳いで行こう
その時僕たちは
良き友人に
良き他人に
なれていただろうか