女の人にはふと美しい瞬間があるとして
僕は君のすべての姿を
綺麗なガラス玉にして
宝箱へ捕まえておくつもりだ

朝、目を開ける君を
昼、笑う君を
夕方、たそがれる君を
夜中、涙を流して眠る君を

青いリボンを着けておどけた姿や
ぶかぶかの野球帽が似合わない姿が
いつ木漏れ日の中で滲んで消えてしまうのか
僕には分からないから

今、右手で肩を抱く姿を
今、目を伏せて友達の話をする姿を
今、雑踏の中で立ち止まった姿を
今にも壊れそうな繊細な姿を

透明な永遠の中に閉じ込めてしまうことを
君自身は嫌がるだろうか

女の人にはふと美しい瞬間があるとして
君の居る瞬間はいつも美しい

僕は君のすべての姿を
綺麗なガラス玉にして
宝箱へ捕まえておくつもりだ