目が覚めると暗闇に星の散らばった空に浮かんでいることがある
四肢を糸か何かで吊るされているようで
その時はむしろ地面に足をつけている方が不自然に思われる
地面よりも空に親しみを感じている
だから私はいつも上へ上へと上昇したいと思う
ゆうべなどは上手く上昇気流にのって随分と登った
上の景色は息を飲むように美しい
私の目は神秘的な光を放つ模糊とした惑星をとらえる
平生立っている大地が惑星だと自覚する
それは素晴らしい体験だ
私の中の世界というものがガクンガクンと音をたてて組み換わっていく
そうしてもう一度上を仰ぐと更に飛翔出来る気がする
何処までも昇っていけるのだ

そんな風に上へと昇りながら
今朝目覚める直前に私はふと思ってしまった
いったい何処まで行くつもりだと