幡ヶ谷から新宿へ
途中の駅で乗ってきた
太った女の額の汗
ああ、暑苦しいな

一度座った女が
電車のドアが閉まる瞬間
ホームに駆け出すのは
ああ、僕のせいかも

きっと、僕の心の声は
たまに周りに聞こえていて
あの女もそれに耐えられなかったんだ

向かいに座っている女子高生を見ながら
昨日見たAVのこと思い出してるのも
そうきっともうバレてる

ねえ、そうだとしたら
いったい僕は今まで何人の人を傷つけた?

高校で同じクラスだったあいつのこと
頼りない叔父のこと
偉そうな会社の上司のこと
気になり出したら
とたんにもうダメだ

向かいのホームに電車が入る
太った女が飛び込んだ
ああ、きっと僕が殺した