<肉を持つ生物>
ステーションで、一気に爆発すると共に、公衆便所で雷寸がつまんだモノは先端がなくてうなだれてしまうから薬局の閉店セールで耳を売る。軟膏を盗んでしまって走る。アルミニウムの扉とゴムの床だった。
今日、乗り込んだらそれは扉がゴムで床がアルミニウムに変貌していたから滑って、白いレザーで綺麗な髪をなびかせながら搭乗してきた女は気取った微笑のまま後頭部を砕き、脳が吊り革に垂れて鉛色の股間はスッパで汁も本気色に濁ったまま死ぬ。老人は黒い毛皮で瞼を閉じた。黴の王国。閉じてしまった。そこで王となる。涙紗に舐められながら。
ありがとう。
焦点があまりにも小さくて目を細めなければならなかったがそれでも王国に辿り着く。
その場所は彩りが豊かだけれどどれもくすんでいる。
ポイントと予想の羅列。羅列。羅列。
缶入りの冷たいコーヒーを苦い苦いと呻きながら頂戴すれば昨夜の汗が悪く吹き出ていい気分。
グラデーションが汚い。
なんでかわからないが、この場所で生きていたくない。
ホモセクシャルもいたけれど、そいつは吊り革で遊び、競馬サイトで狂ってから復活。指にくっついた黒髪と脳カスを舌に載せたのだ。それはいつのことか知らない。
漢方薬に噎せる今日が沈む。黴の王国では初のこと。
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