昨日、届いたわけである。


図書館戦争 【初回限定生産版】 第三巻
¥4,564
Amazon.co.jp

えー、この作品の場合、原作者がアニメ化にノリノリのようで、初回特典に毎回書き下ろしのブックレットがついていたりするのだが、今回は映像特典として、小牧と毬江の淡い恋愛を描いた「恋ノ障害」がアニメ化されて、収録されている。

そもそも、本編は全部テレビ放映分を弟に録画させ、DVDに焼かせてあるため、DVDを買うつもりはなかったのだが、この初回特典に惹かれて、1巻、3巻を買ってしまったのである。


この「恋ノ障害」は原作小説にも収録されていて、恋愛を軸にしながらも、障害を持つ人に対する差別という事について、図書館戦争の世界観の中から原作者の意見を述べている作品でもあり、私はどうしても観てみたかった。

原作同様、笠原の乙女全開熱血バカフル回転や、今回に限ってその乙女ごころに意見を沿わせる柴崎、そして、図書隊の持ち味であるチームワークと行動力が、今回はしかし、静かにしっかりと描かれている。


先日、「トップランナー」という番組に原作者の有川浩が出演していたが、会場内に聴力に障害のある女性がいて、この作品に描かれる中途難聴者気持ちがとてもよく理解できて、自分は有川浩の大ファンになったと話していた。

私は思った。

コトバというのは、声にして、音として伝えると、そのニュアンスも含めてやはり相手に対してはダイレクトに伝わるし、インパクトも強い、それにある意味ごまかしも利いてしまっていい加減なことを言ったってその場はやり過ごすこともできる。だが、文字にして、小説として伝える場合には、様々な立場や境遇の人達が、ごまかしの利かないその言葉そのものを目で追って受け取るのだから、責任は重大なのだ。だから、考証をきっちりと決めて書き始めた作品に関しては、最後までその考証を追求しておかないと、誤解を受け、また人を傷つけることにもなりかねないのだ。ただ、その考証をしっかりと噛み砕き、自分のモノにして、自分のコトバとして伝えられれば、これはもう必ず読者の心をつかめてしまうのである。


この特典映像。すごく良い。本編同様、短い時間でよく纏められていて、さらにこのふたりの恋の行方が心配になるような、可愛らしい作品であった。