前回、内容証明郵便を行政書士に作ってもらい、郵送した。
でも、あれは別に自分で書いたって何ら難しいわけではなく、相手に対するプレッシャーの意味もあって、そうしたのである。
で、今回は自分でやってみようとおもい、ついでだから今後の利便も考慮して
電子郵便
でやってみようと思ったのである。
この場合の規定というのが、余白と文字のポイント数であり、なんだかかなり狭い範囲に書かなければならず、ちまちました感じになって迫力に乏しいのだが、それはしかたがない。
前回の文面を参考にちょろっと書いて送信しようとして唖然となった。
「処理開始まで36時間以上かかる」
というメッセージが出ていたからである。
36時間といえばもう、1日半であるから昨日の昼から計算しても月曜の深夜、どう早く見積もっても、相手に郵送させるのは火曜である。
私は血圧が高く、日頃からばたばたしている人間なのであってそんな悠長なことをしてはいられない。
馬鹿馬鹿しくなって作成した文面を3枚プリントアウトし、そのうち1枚の差出人である次女の氏名脇に認め印を押し、憤然と車を走らせて本局に向かったのである。
「これでは出せません」
事前審査であっさりぶったっぎられてしまった。
郵送の場合、1行20文字、26行までというのが、1枚あたりの規定になっているという。
しかし、電子郵便では問題なかったわけで
「なんだ、電子郵便とこちらからの郵送では規定が違うのか?」
と、顔面の血管を、毛細にいたるまで膨らませつつ私は糾弾したのだが
「そうです」
と、「それがどうした、もんだいでもあるのか?」と言わんばかりのあっさりとした返事ではねつけられてしまったのである。
納得はできなかったが、主に血圧の問題で私はどうしてもその日のうちに処理を終えたかった。
私は多急ぎで家に帰り、書式を調整してまた3枚プリントアウトし、そのうち1枚に認め印を押して、失敗した書類を破り捨ててからタイヤを鳴らしながら急発進、華麗なターンを決めて再度本局に向けて疾走したのである。
それでまた事前審査がある。
約15分ほどして
「オーケーですよ」
みたいなことを言われ、3枚のうちの1枚を保管用として持ち帰ったら、娘と孫が退院してきていて、私は即座に
「よこせ」
と、娘の手から孫をひったくり、自室に籠もって共に昼寝をした。
結果オーライではあるけれども、内容証明というのは内容が証明されていればいいわけで、しかもそれが電子郵便と通常の郵便でまったく規定が違うというこういった矛盾を矛盾と思っていないあたりが、いかに民営化されたとは言っても
郵便局のお役所体質
が抜けていないところなのである。
民間企業はこんなクライアントを軽視したシステムを継続使用するわけがないのである。
私には郵便局員の友人がひとりいるので、そいつを呼びだして、なんの説明もせずに心ゆくまで暴行してやろうかとも思ったのだが、そんなことをしてるより孫の顔を見ている方が楽しいのでやめた。
こんな楽しい時間を永遠に味わえないマザコンの憐れを想い、ちょっと気持ちがスッとして、血圧が下がった。