いつも身体中をボリボリと掻いている
本当にボリボリと音がする

垢が堆積して赤黒い皮膚にも ボリボリやった傷跡は白く残るのだが
例えば乙女が犯されたとき
その白い肌に張り付くような痛々しい傷跡ではなく
白い傷跡そのものがパラパラと粉末になって床に振り落ちていくような汚さ
乾杯


白目が黄色い
レモンのような青春の蒼さを含む黄色ではなくて
黄疸の黄 ヤニでベトつくテレビモニターの黄 茶色じみた黄
その黄色がヤケにランランと光り輝いているようで気が触れた汚さ
乾杯


睫の先端がライターの火にあぶられて丸く焦げて 灰色になっている
左右がバラバラに縮れて キミの心を象徴するようにアンバランスだ
精神の不均衡 精神の不安定 睫の不揃い 瞬きの不制動
ばらけた睫から落ちる 焼けこげたフケのような汚さ
乾杯


鼻がデカイ 何より鼻がデカくて毛穴が開いてる 黒い毛穴
社会の煤はこの毛穴に集合せり
時折目詰まりを起こして汗も出なくなるのだが
大抵の場合はその黒い粒をほじくり出せばオーケー その仕草の汚さ
乾杯


喉頸辺りに髭の剃り残し有り 青々としているのならまだ開き直りも利くが 
それはごまだら
ゴマの如くポツポツしていればいいのだが どっちかって言えばちょろっとしている
貧民の汚れ 貧民のだらしなさ 貧民の屈折 等々がその一点に象徴されている
有り余るほどの時間を惰眠に費やしたくて仕方がないため ひげ剃りを疎かにして 
面の汚さ
乾杯


この汚れた粉まみれの性器を
麗しのあなた
その奥深くに埋めて 蛇の舌のように右へ左へ
美しい者は あまりにも美しい者は
一点の曇りが見えた瞬間に
淫売と同等に成り下がり 淫売ほどの生活力もなく
汚れた性器に貪られながら
赤黒い皮膚を舐め上げ
黄色い白目を見つめつつ
灰色の睫 黒い毛穴に尊敬の頭を垂れて
髭の剃り残し その青々としただらしなさに服従を誓う


乾杯しよう
この穢れた牝のために


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