バカヤロウと吼える
激怒なんぞ それこそまったくありきたりの感情であって
珍しくも面白くもないし それを続けていればもう
混乱して自分自身を見失うほどに心は荒廃してしまう
でもね でも
それは避けられないし よくいう精神修養とか そんなこととは
まったく違う次元のことなのであって
なぜ怒るのか?
それも激怒するのか?
それは簡単です
簡単だからなのです
一気に噴出する感情のマグマを押しとどめようとするのが人間の理性
大抵の人間はそうする
でもそれが仇となり
ダムにとどめられていた大量の水が決壊するかの如く
キャパシティを越えた場合には情動の決壊を起こす
刺しちゃったりとか
噴出するモノ
それは 涙
それは 怒り
それは 性液
優しさは噴出しない
喜びは噴出しない
それは小石のように沈殿し
底辺に居座るけれども
地味
目立たない
優しさも目立たない
精神が破裂しようとするその瞬間にさえもくぐもっていて 地味 目立たない
崩壊してしまった心の奥底にあったところで 役にも立たず
爆裂する怒りを押しとどめるチカラもない
優しさ無常
暴れるさ
怒りはエナジー
憎悪や怨念に変化しないうちに放出すれば
それは反撃の狼煙
倒れそうな私を発憤させるすべてのチカラを内包して
底を掻き回し
役立たずと思われる存在を表舞台に引き上げる難いヤツ
激怒はマワシをきつく締めてな
はっきょいのこった
ぶちかましたら
ああ楽しい
かかってこい
張り飛ばしあったら そこには静かなときの流れ
そこに行き着くには
諦めに似た 恍惚の表情と 深い皺