壊れかかっている不穏な状態の酸素室の中から
ノワが一生懸命私たちに向かって吠えていました
「私はここだよ
一緒に帰るよ」って
病院は祭日前で混んでいました
先生は「すみません」と謝ってくれていた様な…
そんな事などに構っている気持ちの余裕はなく
慌ただしく病院を後にしました
大好きな車に乗ったのに
狭いキャリーに押し込まれて
苦しいはずなのに
ずっと「ワンワン」と文句言って…
表情はとても生き生きしていたけどね
自宅まで渋滞にもはまらず
簡易酸素ボックスも十分役目を果たしてくれて
決死の搬送を終えることが出来ました。
病院から自宅まで25分
携帯酸素4本使ったかな…
自宅に到着し
高濃度酸素を充満させてあった
酸素室に急いでノワを入れて
ホッとしたのも束の間…
「出せー
なんでこんなところに入れるんだー」って吠え出す…
やっと家に帰ってきたんだから自由にしたいよね
でもね…今のあなたはそこから出たらダメなんだよ
酸素が40%を切ると直ぐにチアノーゼを起こして倒れてしまう
そんな状態のあなたを酸素20%しかない外にはだせないんだよ…
そんな事を言い聞かせてもノワは出たいと大騒ぎ
酸素室の中だとトイレをしてくれないので、
仕方なくドアを開けると一目散に向かいのトイレへ…
フラフラしながらも大量のおしっこしました
終わった途端倒れる…
力の抜けた体を抱いて直ぐに酸素室へ戻すと
意識が戻ったから良かったけれど
怖かった…
その後も酸素室の中だと苦しくないからなのか
ずっと吠え続けてる…
夜食に薬を混ぜたらしっかり完食してくれた
頼もしいね
お腹いっぱいになったんだから少し眠くない?
寝ないのは寝たくないから…だよね…
何かに取り憑かれたかのように目はギラギラし、
私に向かって「出して」と吠えて訴えている
姿を見ているのがとても辛かった
何もしてあげられないのが
とっても辛かった…
夜は始まったばかり
この子はどうなってしまうんだろう
抗生物質は効いているのかな?


