ハムシーにつぼみがつきました。


かわいい!






さて、今日は植物の話じゃない話。



以前、丸ノコを買ったんですね。

そしたら、「日輪刀とか作ってみてくださいよー」的なコメントをいただきまして。

そんな誰も覚えていないようなイベントフラグをきちんと回収したよ、という話。


※ガーデニングとは無関係な上、とてつもなくマニアックな話です。ご注意ください。


というわけで、はい。




日輪刀ver.炭治郎です。



作るにあたり、当時名前くらいしか知らなかった『鬼滅の刃』の情報を集めまくりました。
何故、炭治郎モデルかなのかは後述いたします。


私が集めた情報によると炭治郎くんの日輪刀は
・刀身が黒い。
・大鋒
・実戦刀(たぶん鎬造)
・刃文はなし。もしくは直刃。

以上。


情報が少なすぎますね!


まぁ刀がメインの作品ではないので仕方ないといえば仕方ないです。
これと画像を元に作ってみました。






刀身を鋼で作ると各方面から怒られるので、木製(焼きの入らない金属なら銃刀法には引っ掛からない。銃刀法にはね)。

お日さまをいっぱい浴びたメープル製です。

家に落ちてた板をそれっぽく切って削ったのですが、日本刀の刀身というのは面構成や角度が複雑で、どうやって削ればいいのやらさっぱりだったので、木の板に紙ヤスリを張り付け本来の刀身研磨の要領で研ぎ出しました。

肩甲骨周りがバキバキになるよ!


私程度の素人では横手線をきっちり出すのは困難。




着色オイルで塗装。

思ったより黒くならなかった…




以下、刀装は画像を元になんやかんややって作ってます。






柄。

「手に吸い付く」と例えられる独特の形状と、何回やってもさっぱり上手くならない柄巻きが私の刀の特徴。

杉でできてます。

本来は朴で作るのが妥当ですが、適当な端材がなかったので。


革着せ用の鮫革の在庫がなかった(染めるのがめんどくさかった)ので紙ヤスリを貼ってあります。

それっぽい!


柄糸は落ちてたナイロン平紐です。


この菱巻きと片手巻きを組み合わせたスーパーオシャレな巻き方が調べてもわからず、なんとなくなテンションでそれっぽくやってみたのですが、案外なんとかなるもんですね。


縁頭はやっぱり落ちてた銅板を切ったり曲げたり蝋付けしたりしたものを、焼き付け漆で仕上げてます。

焼き付け漆って初めてやりましたが、火加減が難しい!






個人的に木刀の拵えを作る上で最も難しいと思っているハバキ。

日本刀の場合は刀身に装着した状態で金槌で叩いて形を合わせるのですが、刀身が木なのでできません。

金床と鉄板の切れ端でなんとかぴったりに合わせることができました。

もうやりたくないよ!


そして、見てわかる通り二重ハバキです。

そんなもん作ったことないので、どういう構造になっているのかさえわからず、これまたそれっぽい感じでなんとなく作ってみました。

原作の画像から、下貝は黒っぽかったので焼き付け漆仕上げ。

上貝はカラーイラストを見る限り銀色っぽかったのですが、私が思い付く銀色のハバキの作り方というのが

1.銀無垢もしくは銀着せ(材料費高い)
2.銅無垢で作ってニッケルメッキ(めんどくさい)
3.銅無垢で作って酸化被膜仕上げ(難易度高い)

でして、どれも今回は無理そうだったので、銀がダメなら金色でってことで真鍮で作ってます。

現実的には下貝を赤銅煮色あげ、上貝を銀無垢とかなんでしょうね。

下貝も地金は真鍮。






鐔。

マンガに出てくる刀としては控えめなデザイン。
普通の車透かし鐔ですね。

私的に刀の鐔というのは丸い形状で鉄製であるものがよいものだと思っています。

角張った鐔だと着物が痛みます。

そんなわけで今回は炭治郎モデルにしたわけです(黒くて丸い)。


ちょうどいい厚さの鉄板がなかったので(鍛えるのはめんどい)ダイソーのスキレットを購入し、底を抜いて素材にしました。



思ったより薄かった。

糸鋸で切ったり、タガネで削ったりして形状を仕上げ、外にほかして錆び錆びにしたものをお茶で煮て還元してます。

数年後にはねっとりとしたいい感じに仕上がるでしょう。


何回か遊んでるうちにガタついてきたので今度切羽を作ってかませることにします。





鞘。

これまた落ちていた桐の集積材でできています。

これも本来なら朴でつくるもんです。


漆風塗料で石目塗りにしてみました。
ほしい時にはいつも手元にない炭粉。


鯉口はやっぱり家に落ちてた人工大理石。
マンガを見る限り、ハイライトの入り方からいって水牛角だと思うのですが在庫がなかった。





鐺。

これも銅をひっぱたいて焼き付け漆。

鐺については画像が見つからなかったので縁頭と合わせて黒にしたのですが、アリナミンの立ち絵パネルを見るとどうやら鐺は銀色だったようです。


一応原作のデザインに則って作ったわけですがこの刀、下げ緒も返り角もないんですよね。
何故鞘が落っこちないのか不思議でならない…




というわけで、家に落ちてた端材を駆使してタダ同然で作ることができました。

いやー、なんでもとっといてみるもんだなー。


そして、一番大事な事は丸ノコは一切使っていないということですね。

The本末転倒…



斬ってみた。

重量のバランスがもはや刀とは別物なので千回くらい素振りをしてから試し斬りです。









実験台は水をパンパンに入れた、
い・ろ・は・すのボトル。

斬れ味はまぁまぁですね。

斬るというよりは裂く感じの感触なので、首よりは脂の多い胴を斬った方がよさそうな雰囲気。



というわけで、これで鬼を斬りまくって、故胡蝶しのぶ様の意思をついで私が次の蟲柱になります!(21巻まで読んだよ!)




※刀剣類及びそれに類似する武器を許可なく製造・所持することは銃刀法により禁じられています。また、素材や刃の有無に関わらず、武器の形状を模した物を理由なく持ち歩いたり振り回したりすることで周囲に脅威を与える行為は軽犯罪法により罰せられる恐れがあります。同じ楽しみを持つ同士の今後のためにもルールを守って刀剣ライフを楽しみましょう。