パッキャオvsサーマンのアンダーカードとして行われたパヤノ vs ネリ。
日本人選手とも絡みのある両選手の対戦で、メインのカードと同様に興味深い一戦でした。
技術と経験のパヤノvsパワーと屈強さのネリ。
そして、試合結果はパワーが技術をなぎ倒しました。
パヤノの技術がネリを抑え込み、ネリは突破口を見いだせていないように感じました。
両者ダメージを与えるようなクリーンヒットは少なく、このままパヤノが判定で勝つのではないかと思っていました。
しかし、中盤から終盤に差し掛かるにつれ、ネリが押し込み、パヤノの対応が忙しくなっていきます。
まるで階級が違う選手の戦いのようなパワーとフィジカルの差を感じました。
そして、9R悶絶のボディーショットでネリが逆転KO勝ち。
これは、単なるワンパンチKOではなく、ネリのパワーが徐々にパヤノを削っていったことで生まれたボディーショットといえると思います。
ネリのパワーは想像以上のようです。
そして、逆にネリはパヤノのパンチで削られることはなかった。
もしかしたら、パワー以上にネリのタフネスが脅威なのかもしれません。
パヤノまで倒してしまうネリは認めざるを得ない存在になりました。