日本ボクシング史上最大の一戦 | noiseのブログ

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ついに日本ボクシング史上最大の一戦が決定しました。
WBO世界S・ウェルター級王座決定戦 亀海喜寛vsミゲール・コット。
何がスゴイって、ポイントは二つです。

まず一つ目、亀海選手の対戦相手ミゲール・コットは正真正銘のスーパースター。
これまで日本人が対戦した選手の中で最大のビッグネームです。
その証拠にコットが対戦した選手は、パッキャオ、メイウェザー、アルバレス、モズリー、マルガリートなど現代ボクシングを代表するような錚々たる顔ぶれです。
そんな超スーパスターと日本人選手のタイトルマッチが本場アメリカで実現するなんて!
それは亀海選手がスーパスターの対戦相手としてふさわしいと評価された証拠なのです。


二つ目は亀海選手がコット戦にたどり着いた道程です。
日本人選手としては重い階級であるウェルター級の亀海選手は2011年にアメリカデビュー。
以来、アメリカを主戦場としながら、戦績を重ねてきました。
世界最激戦区と言ってもいいウェルター級で、ゲレロやソトカラスなど強豪との激闘を通じて、アメリカで少しづつ評価を上げてきました。
そして、たどり着いたのが今回のコット戦なのです。
まさに実力でつかんだ決戦です。


思い起こせば、2010年頃、亀海選手と山中選手の試合を観たことがありました。
当時、二人は帝拳ジムが誇る将来のチャンピオン候補でした。
山中選手は翌年にバンタム級で世界タイトルを獲得し、その後12度防衛、日本人連続防衛記録に迫っています。
その間、アメリカで世界タイトル目指し、6年を経てやっと世界挑戦にたどり着いた亀海選手。
山中選手の記録ももちろん偉業ですが、コットとのアメリカでの世界戦を実現させる亀海選手も僕にとっては同等以上の偉業です。


本場アメリカに乗り込み、逃げも恐れもせず道を切り拓き、ここまでたどり着いた亀海選手は僕にとって日本人ボクサー最高のヒーローです。
残念ながら、日本で報道されることはほとんどないと思いますが、真の勇者がここにいます。