最後のキスはたばこのflavor

宇多田ヒカルのfirst love が失恋したときの思い出ソングなんだーって
雑誌の投書か、誰かのブログで読んだことがある。
私にとってこの曲は、ピアノを習っていた時代に
教本の曲以外で唯一練習した曲。
楽譜が載っていた雑誌が初心者向けだったからか、
そんなに苦労もせずに弾けるようになり、長音ペダルを踏み踏み
自己陶酔しながら演奏していた覚えがある。
歌詞に対しては
「タバコを吸う男の人なんていやだわ」
くらいしか感想を持っていなかった。
まあ、中学生なんてそんなもんだろう。
その後何年かして私も失恋を経験するが、
その時は布団を被って泣いていたため、音楽を聴いたりする余裕はなかった。
普通はその後何日かに渡って、
歌手と自分の想いを重ねて、過ぎた恋を懐かしんだり
渇いていない傷口を舐めたりするものだと思うのだが、
なんと三日後に親友が同じように玉砕したため
立ち直ったふりをして慰めざるを得なく、青い春に浸り損ねてしまった。
まさに
∧∧
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
、ハ,,、  ̄
 ̄ ̄
状態。
まあいいんだ。
誰かの恋と自分の恋を重ね合せたくなんかない。
私はそんなセンチメンタルな人間ではないはずさ