チャッキーの花嫁・チャッキーの種 | 紅色道楽

チャッキーの花嫁・チャッキーの種

チャイルド・プレイシリーズの4・5作目ですが

アンディは出てこないので「チャイルド・プレイ4(あるいは5)」という表記はされません


『チャッキーの花嫁』あらすじ

3でチャッキーが殺されて10年後のお話。

チャッキーの恋人のティファニーはチャッキーが忘れられず、チャッキーの体を取り戻し

ブードゥーで復活させる。

しかし、そのティファニー本人がチャッキーに殺されてしまい、花嫁人形に魂を移されてしまった。

そこで二人は生身の人間に乗り移るためのペンダントを取り戻す旅に出ることに…


『チャッキーの種』あらすじ

チャッキーとティファニーに子供がいた!

彼(彼女)は両親を再びブードゥーで復活させる。

しかし、子供を殺人人形に育てたいチャッキーと

穏やかな人形に育てたいティファニーの間で争いが起こり…



花嫁のティフは最高にイカれてて、それでいて一途でとても可愛いです

人間だった時のルックスもボンキュッボンに、ゴスっぽいボンテージで美しい!

ティフというキャラクターは花嫁ではメインキャラだったせいか、

動作やセリフの細部まで美しく作られています。

特に野暮ったい花嫁人形をメイクで自分好みにするシーンや

ホテルで気に食わないカップルを鏡を割って殺すシーンは鮮やかです。


それだけに、種では所帯染みてしまって残念。

種でも、とても常人とは言えない彼女ですが

殺人を否定し始めるといまいちキャラが映えてないです。

やはり、自信家で生意気なところが可愛いので。

それに、花嫁のティフのビジュアルを見ていると、どうもあの女優さんの体に乗り移るのは

「ランクダウン」しているように見えて納得行きません。

花嫁で狙っているカップルは美形だったので納得できるのですが。


花嫁は1,2の次くらいに面白いと感じるのですが

狙われているカップルがいちいちお互いを疑いあってて応援する気になれないところが

あまり良くない。

やはり、ホラー(チャイルド・プレイシリーズはコメディホラーというジャンルらしいですが)

は、『殺される理由があって殺される』『最も良い奴は死なない』

これを守ってくれる方が純粋に楽しめる気がします。

言わば一種の勧善懲悪の形式なのです。

よって、狙われる側が不誠実さを表に出していると怖さが半減。

やっぱアンディの方が良かったなーとなっちゃうわけです。


種のストーリーに関しては、

あまり言うことがないですね…もうちょっと練れなかったものだろうか、と。

3もそうですが、チープな展開が鼻につきます。


どうでもいいけど、一番気になるのは

この世界、ブードゥー最強だなあ(笑)ということでした