Monologues from "Noir" Editors -3ページ目

2011年

当ブログをご覧の皆様、こんにちは。ライターの灯路です。

新年が明けて半月が経ちますが、いかがお過ごしでしょうか?


久しぶりのブログになり、申し訳ありません。


昨年は関係者皆様のご協力を頂き、様々なバンドを紹介することが出来ました。
この場を借りて、お礼をさせて頂きます。本当に有難うございました。


イベンタ-・関係者の皆様にとって
「いかに、現在活動するメタル/ラウド系バンドを紹介出来るか?」

バンドの皆様にとって
「いかに、バンドの活動の証を正確に読者の皆様へ伝えることが出来るか?」


Noirファンの皆様にとって
「どれだけ、先入観を持たず楽しめる内容をお伝え出来るか?」


昨年は上記のことを頭に置いて、各ライヴハウスへ足を運んで、ライター活動をしてきました。
本年も初心を忘れずに、更に精進していきますので宜しくお願い致します。




謹賀新年。

Noir読者の皆様+関係者の皆様。


旧年中は大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。本年も何卒宜しくお願いいたします。

またご丁寧に年賀状を頂戴したにも拘らず、返礼をさせていただいていない皆様にも、この場をお借りして新年のご挨拶と述べさせていただくと共に、併せて不躾をお詫びをさせていただきたいと思います。誠に申し訳ございません。


さて、2011年に入り、Noir Vol.4も4月下旬の発売に向けて、早速昨日、スタッフに台割(記事の内容構成)の件でメールをし、それ以外にもレギュラーのコラムやCDレヴューの執筆陣に締切等のメールを送り、リレー・コラムのコーナーでご執筆をいただけそうな方々にも、何名かお声掛けをさせていただきました。この後も皆様のご協力を得まして、Vol.4を制作してまいります。


記事内容の詳細等は後日改めて記させていただきますが、皆様のご期待を裏切らないよう、現在のシーンを見据え、先取の精神をも持って進めてまいりたいと思います。


今後ともNoirを宜しくお願いいたします。


Noir発行人/編集主幹

Black-listed Productions代表

大西 祐之 拝


HEAVY GROOVE Vol.262(2010年12月11日@吉祥寺クレッシェンド)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。ライターの灯路です。

今回は、吉祥寺クレッシェンドで開催されているヘヴィ系イヴェント「HEAVY GROOVE」より、1211日のライヴ・レポートをお届けします。


偶然にも、吉祥寺クレッシェンド/CJ RECORDSがジョイントした無料配布のコンピレーション・アルバム『Bounce Circuit Show』に収録のバンドと吉祥寺初登場バンドが終結したこの日。まずは、吉祥寺クレッシェンド初登場のSPELLBOUNDからスタート。メンバーは、JINVo)、KattyG)、TSUBASAG)、YUSUKEB)、KEIDs)による5人組。結成は2008年とあって、リズムに若干粗さを感じたものの、メロディック/スラッシュ・メタルを基盤とした音とシャウトが、非常に印象に残るライヴだった。彼らのライヴをこの日初めて見たが、今後の活動に期待したい。


次いで、アルバム『僕たちは今、命の上を歩いている』をリリースしたばかりの、蟲ふるう夜に。転換中の曲や照明が、音の世界を上手く引き出している。3ピース編成の若手バンドではあるものの、蟻(Vo & B)、慎之介(G)、郁巳(Ds)の演奏は、一聴してレヴェルの高さを感じる。繊細さと力強さ溢れるメッセージ性ある音楽が、他のバンドにない世界を紡いで、ステージぎりぎりの所まで楽器を下ろして蟻が演奏するステージングは圧巻!初めて彼らを観た観客も引き込んでいる様子を感じることが出来た。筆者は1年ぶりに見たが、アルバムを提げたツアーで得た彼らの飛躍を感じたライヴだった。


会場が賑わいを見せた頃、3番手に横浜のバンド、BUZZ PIECEが登場した。全体的にヘヴィではあるものの、伝統的なメタルを感じるフレーズやキャッチーなメロディーも取り入れているのが特徴的である。Vo & GDAISUKEが終始観客を煽り、エモーショナルな声が会場の空気を上気させる。安定したYU-JIDs)に乗って、KOSUKEG & Cho)が卓越したプレイを見せる。takehitoB)は、ヘッドバンギングをしながら演奏するステージングが非常に印象深く、笑顔でフルに楽しみつつ、観客全てに全力で演奏をしている様子を体感することが出来た。残念ながら、この日をもってB脱退となったが、SEX MACHINEGUNSFUZZY CONTROLといった名立たるバンドと共演した実力派バンドの今後を待ちたいと思う。


イヴェントも中盤に差し掛かった頃、4番手に鹿児島からCinq Elementが登場した。以前に本誌で紹介済みなので、細かいレポートは割愛。この日は、デモ音源に新曲を織り込んだ内容となった。白のブラに黒服をまとったCAMERONVo)、SING)、SAMEB)、KENGODs)が織り成す音圧が凄まじく、バンドの熱い音が色濃く残る内容だった。関東での年末最後のライヴは終了したが、ADDICT XXへの出演で飛躍した彼らの来年の動向に注目したい。


イヴェントの終盤に入った21:00過ぎに、大阪のSound Witchが登場! 現在サポートBを迎えて勢力的に活動中の彼らは、先日リリースされた2ndフル・アルバムの『GROTESCA』からアグレッシヴなナンバーばかり披露(笑)。こちらも本誌で紹介済みなので、詳しい内容は割愛。リズム自体はタイトながらも、力強くダイナミックに変化したSackDs)。リフのシャープさに磨きが際立ったMayG)と、更にメタルの要素が増したDrug-onG)。G2人の音の対比は圧巻! スピーカーに身を乗り出しながら歌うTwinVo)は、キュートな声と魅惑的なステージングで観客(筆者ももちろんこの中の1人である)を魅了しているのが印象的で、関東年内ラストを飾るに相応しいライヴだった。来年のHEAD PHONES PRESIDENTライヴのオープニング・アクトに決定したバンドの躍進を楽しみにしたい。


いよいよ、イヴェントも残すところ1バンドとなった21:30過ぎにトリで登場したのが、国内外での活動で早くからヘヴィ・ロック・シーンで活動し続けてきたWheel of Doom1998年に結成され、去年からshinVo)、HiDG)、MitsuG)、NumaB)、MatsuDs)に。5人が織り成すバンドの音楽は、ヘヴィでありながらもオリエンタルな要素と様々な感情を織り込んだ独自の音楽を特徴としていて、気付けばバンドの世界に引き込まれるライヴ。実力派バンドの存在に圧倒された、非常に素晴らしい内容だった。


その方法論は異なれども、実力あるバンドが終結した熱い1日でした。


長文にお付き合い頂きました皆様、有難うございました。

それでは、また来年お会いしましょう!

新たなる、日本語によるヘヴィロックの歌舞集~『眞神楽』

ブログをご覧の皆様、お久しぶりです。ライターの灯路(Hiro)です。

寒さ厳しい冬の時期に入りましたが、四季が織り成す日本情緒を感じる今日この頃です。


さて。そんな今回は“日本語によるヘヴィロックの歌舞集”として、今年の6月30日にレ-ベル413tracksからリリースされたアルバム「眞神楽」をご紹介します。


ヘヴィ/ラウド・ロックと言われる世界では、各バンドがロックに様々なジャンルの音楽を取り入れて、独自のシーンを確立しています。その中でも、民族音楽を取り入れているバンドが増えてきている近年。アルバム『眞神楽』に収録のGOOFY STYLE / 六合 / ヴァ乳 / 蓮母は、そんなシ-ンにとって欠かせない存在です。


まず、最初に収録されているGOOFY STYLEは、1997年に結成。国内外でもライヴ活動を行なってきたバンドは、ヘヴィ/オルタナティヴ・ロックに民族音楽を取り入れ、早くからシ-ンをリードしています。今回のアルバムには感情青球の細胞を収録。


次いで、本誌や当ブログで紹介したバンドの六合は、2004年に結成。ダークでヘヴィな音楽にメタル/プログレに止まらず、民族音楽やダンサブルな要素も今回取り入れているところが特徴的で、アルバムには影理路心愛が収録されています。


そして、リズム隊2人が女性メンバーである沖縄のヴァ乳は、2005年に結成。hyoneVo&G)、HiroakiG)、nargyB)、都(Ds)の4人体制で、民族的な要素を基盤として独自の音楽を展開中の新進気鋭のバンドです。今回はダーラセアカコケグモを収録。


最後に、本誌Vol.1のコラムの「轟音人語」で紹介されたバンドの蓮母は、2006年に結成。ラウド・ロックと歌謡曲の融合をコンセプトとして、そこに日本語詞を取り入れているのが特徴です。今回は慟哭”Sperm”母光が収録されています。


歌詞を日本語で紡ぐ意味とバンドの音はそれぞれ異なりますが、ヘヴィな音と日本語への思いが込められた、新たな息吹きを感じる作品集です。サビがはっきりとした歌のメロディーを好む人にとっては、好みが分かれるかもしれませんが…ぜひとも、シーンを揺るがすバンドの作品に耳を傾けて頂けたらと思います。


それでは、またお会いしましょう!

都内を中心に活動中のヘヴィ・ロック・バンド ~ 4 Letter Words

ブログをご覧の皆様、今晩は。ライターの灯路です。

1か月ぶりのブログになり、申し訳ありません。いよいよ、12月へ突入。本格的に寒くなって来ましたが、いかがお過ごしでしょうか? 寒さは厳しくなってきましたが、熱いライヴ・イヴェントが多い時期に入りました。


今回は、今月の1212日に渋谷Milkywayにてライヴが決定!本誌掲載バンドと共演の女性Voヘヴィ・ロック・バンド ~ 4 Letter Wordsをご紹介します。

2007年に「心に訴えかけるヘヴィ・ロック・バンド」をキー・ワードとして、バンド結成。メンバー変遷を経た後に、2008年から現体制になり、たえ(Vo)、130G)、夢仁(B)、PongDs)の4人で、都内を中心に活動中です。その音楽は、ヘヴィネスを基調としながらも、多くの要素を含めた特徴を持っています。


HPより引用)
忌み嫌われる言葉を意味するハードロック、ヘヴィメタル、ラウドロック、
様々な要素を基盤にした激しくも切ない楽曲
そしてヴォ-カル・たえの奏でる美しく儚いメロディ、氾濫する感情、
深く刻み込まれる言葉たち
その全てが複雑に混ざり合い、生まれる旋律
心の奥底まで、響かせる


私が初めて4 Letter Words を見たのは、2009年池袋手刀でした。セクシーかつアグレッシヴなVo:たえのステージングとシャウト、重厚ながらも様々な音を奏でる楽器隊に魅了! それから、ファンとして応援し続けて、今に至ります。先日の1017日に約1年ぶりにライヴを見に行ってきましたが、現在発売中の1stミニ・アルバム「SENTIMENT 4 YOU」に収録の”MisSing”椿は、更に曲の緩急がはっきりとして音圧が増加。たえはマイク・スタンドを使い、怪しげにエロカッコ良く(笑)観客を煽り、シャウトが更に迫力を増して進化していました。


更に、この日に筆者が初めて聴いた曲は、今まで無かったメタルを彷彿させるGソロが! G&B2人が、ステージ・センターでハモリのユニゾンを披露する場面も目新しくもありました。Dsのバス使いは更に音が強くなっていたので、おそらくメタル・ファンにも受け入れられるのではないかと思います。


このブログで興味を持った方がいらっしゃいましたら、HPhttp://4letter-words.com/ )でライヴ映像や音源視聴も出来るので、チェックしてみてください。予習して12日にその音楽を体感して頂けたら、嬉しく思います。


それでは、また近くにお会いしましょう!
ライヴで発汗して、風邪など引かない様にお過ごし下さい。